「なつぞら」よっちゃん=富田望生は19歳! 10代最後は“両方できる女優”が目標!!

2019/05/08 07:00 配信

ドラマ

主人公・なつ(広瀬すず)の友人・居村良子を演じる富田望生撮影=星野耕作

3年A組―今から皆さんは、人質です―」(2019日本テレビ系)で、魚住華を演じて話題になった富田望生。連続テレビ小説「なつぞら」(毎週月-土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)では、主人公・なつ(広瀬すず)の友人・居村良子を演じる。

「“朝ドラ”にいつかは出たいと思っていたので、本当にうれしかったです。そして私以上に喜んでくれたのは、“朝ドラ”が毎日の日課になっている祖父母や親戚。今までに見たことがない喜び方だったので、番組の持つパワーを感じました」

――広瀬すずとは3度目の共演となる。

「やっぱり安心しますね。ただ、どれも濃いキャラクターなので毎回新鮮です。ちなみに私が演じるよっちゃんは超マイペース。自分にあまり似ていないので自由に演じることができ、すごく楽しかったです」

――「3年A組―」の出演以降、声を掛けられることが多くなったという富田。女優を目指したきっかけは?

「福島から震災で東京に来て、ずっとやっていたピアノができない宙ぶらりんの時期に養成所に入りました。最初はお芝居をやりたいというより、チャレンジ精神の方が強かったかも。ただ、それまでもいろんな習い事をしたけど続いたのは女優だけです」

――色んな役を演じているが、新しいことに挑戦する怖さなどはない?

「全くありません。映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」に出演したときに初めて髪を染めて眉を剃ったのですが、そういう変化するのも楽しいです。そもそも役のために何かをすることを大変だと感じず、当たり前と思っているので…。やったことのない楽器やダンスをするのも、そのキャラクターがやっていることを追体験することで同じ気持ちを味わえる!という思いの方が強いですね。そのキャラクターがどんな服を着るのか、どういう食べ物が好きなのかを考えて過ごす時間も好き。単純に役を生きている時間がすごく楽しいんですよ」

――来年でハタチになる彼女。10代でやっておきたいことは?

「主演や脇役ということを気にしていなかったのですが、「宇宙を駆けるよだか」(2018年Netflix)に出演して、考え方が変わりました。ヒロインが大勢の方に支えられていることを知って、それもいいな~って。両方できる女優になっていきたいです」

取材・文=玉置晴子