日本人女性初のオリンピック金メダリストで、「前畑、頑張れ!」の実況も有名な前畑秀子を演じるのは上白石。
今回で水泳選手を演じるのは3度目だという上白石だが、「体形から役を作るのも、オリンピック選手を演じるのも初めてだったので、トレーニング期間はこれまでとは違う密度でした」と明かす。
撮影前には7kgの増量をしたと言い、「水泳選手としての説得力を持たせるため、心も体も本人に近づけるようにしました。水中に長時間いるなどハードな撮影もあったので、見た目のためだけでなく、体力的にも必要なトレーニングだったなと思います」と語った。
上白石と同じく役作りのために体形改造をしてから撮影に臨んだのは日本代表水泳監督・松沢一鶴を演じる皆川。
「初の大河ドラマのプレッシャーで痩せた訳ではございません! 役作りで痩せろと言われました」とおちゃめにコメント。
水泳シーンについては、「松沢さんは日本泳法の神様のような方なので、水泳の先生のあたりがちょっときついというか…。僕は1回も練習でできなかったのですが、本番もできませんでした!」と明かす。
しかし、会見後の囲み取材に応じた制作統括・訓覇圭氏は「皆川さんは素晴らしかったですよ、なぜ謙遜(けんそん)したんでしょう」と皆川の泳ぎを絶賛していた。
「まさかの標準語でアナウンサー役!」と話すのは、1936年ベルリンオリンピックで「前畑、頑張れ!」を20回以上も絶叫したNHKスポーツアナウンサー・河西三省役のトータス。
「レコードにも残っているようなあの有名な声をやるというのは『えー!』って感じでしたけど、多分求められているのは『ガッツだぜ!!』的なものだと自分なりに思いました」と自身の楽曲を交えてユーモラスにコメント。
そして「実際の音声からは訳の分からないくらいのエネルギーが出ていたので、その感じをできる限り表現したいと思いました」と撮影を振り返った。
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