2019/04/27 19:45 配信
『オオカミくんには騙されない』『恋する週末ホームステイ』など恋愛リアリティーショーを次々ヒットさせてきたAbemaTVが3周年を迎えて放つ、新オリジナルドラマ『御曹司ボーイズ』が4月28(日)にスタート! ドラマの中で恋愛リアリティーショーが展開されるという前代未聞の異色作だ。4人のイケメン御曹司との結婚をかけた恋愛リアリティーショーに参加する女子高生に平祐奈、武田玲奈、岡本夏美を迎え、4人のイケメン御曹司を磯村勇斗、飯島寛騎(男劇団青山表参道X)、稲葉友、山本涼介ら注目の若手俳優たちが演じる。
そんな今作の監督を務めるのは、映画『のだめカンタービレ最終楽章 後編』『L DK』『海月姫』など人気映画を多数手掛けてきた川村泰祐監督。放送を目前に控え、川村監督にドラマの見どころから、AbemaTVでドラマを撮ることについて、そして、キャスト陣ひとりひとりの印象まで聞いた。
――『御曹司ボーイズ』の監督を受けようと思った理由を教えてください。
「僕は恋愛モノの作品を手掛けることが多くて、いつも少女漫画などを読んでアンテナを張っているんですね。その一環でAbemaTVの『オオカミくんには騙されない』を以前からチェックしていて、『これが最新版の恋愛リアリティーショーなんだ。オオカミくんを一人入れるの面白いな』と思っていたんです。そんな中で番組のプロデューサーから『恋愛リアリティーショーをドラマにするからやってくれ』と言われて。恋愛リアリティーショーをドラマにするとは、どういうことか最初分からなかったんですけど(笑)。だけど、Abema TVは1回やってみたいと思っていて、僕は作品作りのプラットフォームはボーダーレスで、地上波、BS、CS、映画、ドラマと特に決めていなくて、面白いことができればそれでよしとしているんです。リアリティーショーで一番勢いあって、面白いのがAbemaTVのこのチームなのでやってみようと思いました」
――恋愛リアリティーショーをドラマ化する、というのはやはり難しいですか?
「恋愛リアリティーショーには『自分でもこういう恋愛がしてみたい』という憧れを持つ一面もありますよね。リアルよりも一段、ファンタジーな要素があって、それをドラマにするにはもう一歩推し進めて、さらにファンタジーな世界観を創らなければならず、それがものすごく大変で。これまで僕が撮った作品よりもテロップを増やしたり、いろいろなファンタジー要素を取り込むように心掛けました。それに、1話15分(全18話)という時間も見やすく、わかりやすい仕上がりになっていると思います。さらに、今回は後半明らかになる驚くような仕掛けもしてあるので、キャスト陣はそれが分からないように演じるのが大変だったと思います」
――川村監督自身、不安な部分はありましたか?
「撮る前に藤田(晋)社長と話をしたときに『スマホだろうが、テレビだろうが、プラットフォームを気にせず面白いと思うものを撮ってください。自信を持って作品を出せば視聴者は必ず支持してくれます』という勇気ある言葉をもらったことで吹っ切れました。これがAbemaTVの強みなのではないかと思っています」
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