――ドラマは第3話まで進み、ここから中盤へ。これまで演じてみて、自身のキャラクターについてどんな印象を持っていますか?
山下「前作と違って、マイちゃんは“悪”のビデオガール。ちょっと悪い女の子ということでダークなシーンや大人っぽいシーンが多いんですけど、マイちゃん自身は悪いことをしているって思ってないんだろうなって。結構、純粋なところがあるような気がします。自分を再生してくれた男の子のことを元気にしてあげたい、願いを叶えてあげたいという気持ちで動いているだけ。その行動が結果的に悪い方向に行ってしまっているんです。それが切ないなって思いながら、人間ではないマイちゃんが頑張っているところが、この作品の大切な要素にもなっているので、健人のことを一生懸命元気付けてあげようと思いながら演じています」
萩原「マイちゃんも純粋ですけど、健人も根はかなり純粋な男の子なのかなと。今はマイちゃんに黒い部分を引っ張り出されていますけど(笑)、要所、要所で言っていることは核心を突いているし、純粋さを感じることが多い。そういう素直な部分がありつつ、黒いものを持っていたりもするので、感情的には忙しいキャラクターだと思っています」
――お互いのキャラクターについてはどう思いますか?
山下「そのまんま?(笑)」
――黒い部分が?(笑)
萩原「そんなことはないですよ!(笑) 僕自身はそんな感情を持っていないので、どうやって黒い部分を出せばいいのか考えながら演じています」
山下「“そのまんま”というのは黒い部分のことではなくて(笑)、初めて本読みをした時にセリフを言っている姿が健人にぴったりだなと思ったんです」
萩原「そっちで、良かったぁ~(笑)」
山下「健人はとても人間味にあふれているんですけど、萩原さんも割と素直に生きているなって感じたので」
萩原「本能でね」
山下「そう、本能のままに生きているなって、撮影を通して思いました」
萩原「少年っぽいじゃなくて、小学生って言われています(笑)」
山下「お菓子があったら一目散に飛んでいったり、結構ふざけていることも多いんです(笑)」
萩原「この現場ではイジられることが多いんです。多分、現場での僕は限りなく素に近いと思います。健人を演じている時以外は100%自分」
山下「性格が明るくて優しいから、根本的な部分の人間らしさのようなものは健人と重なるところがあります」
萩原「ありがとうございます(笑)」
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