TAKAHIROは、演じる上で難しかったことについて「寡黙な役で、ほぼせりふがなかったことでしょうか」と振り返る。
その上で、「悲壮感あふれる人物像や面白い性格の人物像といった分かりやすい役だと、その中で浮き沈みを表現しやすいのですが、記憶喪失の方は、これは僕の中の勝手な想像ですけれど、おそらくずっと無の感情なのではないかと思っています。そこに少し哀愁を醸し出すためにはどういった努力が必要で、どうすればたどり着けるのか…そこが一番難しかったです」と苦労を明かした。
また、松坂慶子の印象を「幼い頃からずっと映画やテレビで拝見していたので、キャスティングを聞いた時は緊張しました。実際にお会いすると、本当に思い描いていたイメージのまま、すごく温かい方でした」と語る。
さらに、「『僕は経験不足なので、足を張ってしまうかと思いますがよろしくお願いします』と言ったら、『楽しくやりましょう』とおっしゃってくださって。松坂さんとのシーンは松坂さんに全て引っ張っていただきました。短期間ではあったのですが、松坂さんの息子になれたことは光栄でしたし、カメラが回っていない時でも、お母さんのようにいろんなことを教えてくださいました」と尊敬の念を込めた。
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