溝端淳平「“仮面”をかぶることは苦手」空白の5年間を赤裸々に明かす

2019/05/17 18:00 配信

ドラマ インタビュー

「仮面同窓会」で5年ぶりの民放連続ドラマ出演を果たす溝端淳平(C)東海テレビ


溝端淳平が主演を務めるオトナの土ドラ「仮面同窓会」(毎週土曜夜11:40-0:35、フジテレビ系)が、6月1日(土)よりスタートする。

原作は、2005年(テレビ朝日系)と2016年(フジテレビ系)にドラマ化された「火の粉」などで知られる雫井脩介の同名小説。

溝端演じる主人公・新谷洋輔ら同窓会で再会した高校時代の友人たち4人の仕掛けたいたずらが、不可解な殺人事件に発展。4人それぞれが疑心暗鬼に陥り、互いの腹を探り合い人生を狂わせていく姿を描く。

今回、民放連続ドラマでは5年ぶりの出演、そして8年ぶりの主演となった溝端に、本作への印象や意気込みを聞いた。

「舞台の経験を生かすチャンスが舞い込んできた」


――オファーを受けた時の心境を教えてください。

25歳くらいの時、恵まれていたのか身の丈に合わないような仕事が多く、実力もないのに大きい仕事をやってしまっているな、芝居の面白さも苦しさも分からずに演技をしてしまっているなという悩みがあったんです。

その頃に蜷川幸雄さんと出会ったのですが、打ちのめされ、背負っていたものを引き剥がされたような感覚でした。

それから舞台を真剣にやろうと思い、蜷川さんが演出を務めた「シェイクスピア」(2015年)やハロルド・ピンターの「管理人」(2017年、演出=森新太郎)、アーサー・ミラーの「るつぼ」(2016年、演出=ジョナサン・マンビィ)、寺山修司の「レミング―世界の涯まで連れてって」(2015年、演出=松本雄吉)など、舞台の中でもすごく難しい作品に挑戦してきました。

しばらく民放には出なかったんですが、30歳になった時に5年間培ってきたものを映像で発揮していければと社長と話していたんです。そしたら本当に30歳になるタイミングで今回のドラマにお声掛けいただきました。

願えばかなうではないですが、思い続けて5年間、民放の連ドラに出ずに舞台に没頭していたその経験を生かすチャンスが舞い込んできたんだなと思いました。

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