――洋輔の印象や演じる上での心構えを教えてください。
洋輔に関しては、普通に見えるんですが、少し暗く、いろいろなものを我慢して、流されて、自分というものを出すすべも出す勇気もないような青年だなという印象を受けました。
そういう洋輔のような人がため込んできた狂気や悪は、想像することが難しく、本当に怖いなと思っています。
衣装合わせの時には、目力をどう消そうかということを相談しました(笑)。僕は不必要な目力がすごくあるので、眼鏡をかけようかとか。洋輔は基本的に目力を出さない人なので、温存しようとは思っています。
――溝端さん自身は、私生活などで仮面をかぶることはありますか?
僕自身は仮面をかぶるということが苦手な方だと思うので、かぶっていないのかもしれないですね。自分も仮面を外しますし、人の仮面も、ちゃんと腹を割って話そうよと引き剥がすタイプです(笑)。
でも、こうして全部オープンに語るのがうそくさいとはよく言われます(笑)。オープンにし過ぎて逆に裏がすごくありそうとも言われますね。
――本作は、大人になりきれていない4人の青年のいたずらが発端で話が展開していきますが、溝端さんは自身が大人になりきれていないと感じる部分はありますか?
大人になりきれていないところしかないですね。思ったことをはっきり言ってしまう部分など、子供っぽいところばかりです(笑)。
大人って、冷静で、自分というものをむき出しにしないイメージがあるんです。だから、僕自身が仮面をかぶっていないという点でも子供だなと思いますね。
あとは、いまだにカレーやラーメンが好きだとか、「週刊少年ジャンプ」を毎週買うところです(笑)。
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