シリーズ第3弾となる「~崩壊シリーズ~『派』」が、10月18日(金)に東京・俳優座劇場で開幕。全国7カ所を巡演する。
今回も作・演出を務めるのは、人気お笑い芸人のコントをはじめ、数多くの人気バラエティー番組を手掛ける構成作家・オークラ。
オークラが「約2年ぶり3回目となる崩壊シリーズは、新たな布陣でこれまで以上に崩壊し、爆笑できる傑作舞台になる予定です。この予定が崩壊しないことを祈ります」とコメントしている同舞台で、第1弾から出演している山崎樹範が主演を務める。
ほか、伊藤裕一、上地春奈、大水洋介(ラバーガール)、梶原善が続投。そして、新たなキャストとして、数々の舞台で活躍している松島庄汰、安西慎太郎、前島亜美が本作より出演する。
「ザテレビジョン」では、山崎と前島の二人にインタビューを実施。前編では、作品への思いや意気込みなどを語ってもらった。
――シリーズ第3弾となりますが、意気込みを聞かせてください。
山崎:長いことお芝居をやってきた中で、胸を張って自分の代表作といえる作品だと思っているので、正直この作品に懸けている部分が大きいですね。ラストチャンスだと思っていますので、この作品をきっかけに売れたいと思っています。
オークラさんは、僕と同い年ですし、できればもう一花咲かせたいと思っているので、今作への意気込みは並々ならぬものがあります。
――3作品も続くと、やはり思い入れも強いと思います。
山崎:そうですね。やっぱり演じていて楽しいっていうのが、本当に大きいです。僕も単純ですから、目の前でお客さんが喜んでくださってる姿を見られるのが、一番のモチベーションになりますね。この舞台は、特に笑いがメインになっているので、笑いのリアクションが一番大きく返ってくるもので、お客さんとのキャッチボールがすごく楽しいですね。
――お客さんも山崎さんへ「何かしてくれるんじゃないか」と期待して見ています。
山崎:期待させているんですかね。でも、期待には応えないっていうスタンスで、ここまでやってきましたからね。何かやりそう、というにおいがあればいいわけで。実際に面白いことができるのかっていうと、この舞台は僕が考えたわけじゃないですし、基本オークラさんの頭の中のことなのでね。
僕は達者な人間ではないので「笑わせよう」ということは思っていなくて、「笑われる」でいいと思っているんですよ。いや、でも実際は面白いんですよ(笑)。どちらかというと面白い寄りなんですよ。ただ、本当に面白い人っていっぱいいるんです。仕事でバラエティー番組などに出演させていただいて、お笑い芸人さんと絡んだりすると、圧倒的にかなわないんですよ。
今回共演している大水君も本当に面白いですし、芝居も上手なんです。そんな方々と笑いで対抗しようなんて思っていないです。ただ、僕が主演なので、そこはオークラさんに“おいしく”していただこうと(笑)。
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