デザイン会社に勤めるごく普通のOL・春田緑は、3年以上付き合った恋人からプロポーズされるも、返事をすることができなかった。誰にも言えない悩みを抱えたまま帰路に着いたその夜、「幸せの種」という名の植物の種を思わず購入する。
ある日の夕方、ふと、その種を植えた花壇の土から何かが飛び出しているのに気付く。よく見るとそれは子供の手で…恐る恐る土を掘るとそこには人間の頭が。
それは頭から芽を生やし、白いワンピースを着た少女・希(粟野咲莉)だった。不思議な少女は、泥を払いながら居間にある家族写真を手に取る。「あなた誰…?」と尋ねる緑に、「あなたのお母さん。緑が種を植えてくれたんでしよう?」と希。
ふと種の袋を見ると「あなたにとって必要な花が咲きます。花の種類:人間」と書いてある。信じられないと驚く緑を尻目に、母親しか知りえないことを次々話し出す希は、「緑が大好きだったロールキャベツ作ってあげる」と台所に立って料理までし始める始末。
その日から、娘・緑と頭に芽の生えた母・希の不思議な親子生活が始まった。
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