山崎育三郎、弁護士・国平を熱演「自分なりの正義や信念をしっかりと持って演じた」<白い巨塔連載(4)>

2019/05/25 08:00 配信

ドラマ インタビュー

財前のような意識高くて勢いがあるタイプは格好いいな


山崎育三郎は、自身がイチロー選手の引退試合で国歌独唱を行った際の秘話を告白!撮影=阿部岳人


――財前と里見(松山ケンイチ)、それぞれの魅力はなんだと思いますか?

財前さんは、ちょっとやりすぎなところもありますけど、僕の兄とすごく重なるところがあるんです。

――身近に財前タイプがいらっしゃったのですね(笑)。

もちろん、兄は悪いことをしていないと思うんですけど(笑)、「一番になる」とか「こうなりたい!」といった前のめりなところは似ているかもしれないです。僕自身も、財前さんのように意識が高くて勢いがあるタイプは、男として格好いいなと思うんですよね。ある意味自分にも厳しいし、何事にも妥協せずに生きている。

財前さんの場合はやり方がひどいですけど、常に自分と闘いながら目標に向かって突き進んでいく姿は男性から見ると魅力的に映りますよね。俳優や歌手という仕事も自分との闘いの連続。だからこそ、僕自身も絶対に負けないという気持ちやエネルギーみたいなものは切れないようにしないといけないなと思っています。

――その一方で、里見は医者として財前とは正反対のタイプですよね。

里見さんと財前さんは、同じゴールを目指していると思うんですよ。目標に対してのアプローチの仕方や性格が違うだけ。里見さんはとても人間的で温かくて優しい方ですけど、僕は財前さんのような勢いを持っている人間に引かれますね。