そんな中村屋のシーンで流れるのが、同店のテーマソング。
ロシア民謡を思わせる感傷的なメロディーで「♪きのうの晩は何食べた 今夜のおかず何しよか ♪ナ ナカ ナカ ナカ ナカムラ屋」と繰り返し歌われ、視聴者の間は「中村屋の歌、ツボ!」「脳内エンドレスリピート笑」などと序盤から静かなブームが起こっていた。
ドラマ公式HPによると、中村屋は実在のお店。ただし店内に流れるテーマソングは別のスーパーでかかっていたものを聴いてインスパイアされた中江(和仁)監督が取り入れたもので実際の中村屋にはなく、ドラマの影響で実在の中村屋さんに「お店のテーマソングがあったんですね」と問い合わせがあるらしい。
第6話(5月10日放送)では、女性司法修習生への対応を間違えてしまったシロさんが落ち込みながら中村屋を訪れると、お目当ての鶏もも肉はすでに売り切れ。中村屋テーマの短調のメロディーが落ち込むシロさんの背中にリンクし、こちらも視聴者の話題を呼んだ。
そして5月24日放送の第8話では、シロさんとケンジの愛の巣を同性カップルのヨシくんこと長島義之(正名僕蔵)&テツさんこと本田鉄郎(菅原大吉)が訪れ、4人が食事するシーンが描かれた。
ここで流れたのが、まさかの中村屋テーマ。しかも、店舗で流れる歌入りのものとは違い、楽器のみのインストゥルメンタル・アレンジ・バージョンだった。
料理を一つひとつ吟味していくヨシくん&テツさんと、それを不安げに見つめるシロさん。両者の醸し出す緊張感が中村屋の物悲しい旋律と絶妙にマッチし、その場は何とも言えずコミカルな雰囲気に。
この中村屋BGMの意外な使われ方が注目を集め、SNSでは「なんでここで中村屋BGM?吹いたわ」「食事会BGMが中村屋。庶民感!」「中村屋のテーマソングが頭から離れない!!」といった声でにぎわった。
番組は、『きのう何食べた?』展を6月13日から都内で開催する。本編で話題を集めたジルベール航(磯村勇斗)の“針ネズミTシャツ”をはじめグッズ販売もされることから注目を集めているが、ファンからは「中村屋BGMください(笑)」「サントラ、中村屋ソング入るよね?」など中村屋テーマソングの商品化にも、期待の声が上がっている。
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