6月2日(日)放送の「ザ・カセットテープ・ミュージック」(毎週日曜夜9:00 BS12 トゥエルビ)は、梅雨の季節ということで「湿度じめじめ特集」。マキタスポーツとスージー鈴木が、「湿度と音楽」という切り口で楽曲とアーティストをセレクトして紹介する。カセットガールは、梅雨の「梅」が愛称に含まれている、うめ子こと河村唯が務める。
マキタスポーツとスージー鈴木はこれまでも、「湿度のある音楽」「湿気がすごい」「湿っぽい」というフレーズで楽曲を解説してきた。今回はそれをとことん解き明かし、分かりやすく指南しようというもの。2人がそれぞれの「湿度論」を展開する。
スージー鈴木は、"湿り気のある声”に注目し、そんな声を持つ歌い手の楽曲をピックアップ。「声の湿度も0~100%で表せる」と語り、「歌声湿度計」で湿度(%)を発表しながらボーカルの魅力を紹介していく。基準とする湿度100%は、森進一、八代亜紀、ASKAだそうだ。
1人目のアーティストは、「湿度80%、ずぶ濡れ声」のビートたけし。数あるシングルの中から、湿度100%の声を持つ大沢誉志幸(現・大澤誉志幸)作曲によるポップナンバーを聴いていく。そして2人の声の相似性や、その声の魅力に言及。これを受けてマキタスポーツも、歌手として出てきた時のビートたけしの思い出を語る。
スージー鈴木は他に「関西の春雨のような声」として大江千里、「大阪を代表する湿度100%の声」と断言してハスキーボイスといえばこのバンド・憂歌団を取り上げる。
一方、マキタスポーツは、湿度の高いコード「m7-5(マイナーセブン・フラットファイブ)」が効果的に使われたヒットソングや名曲をセレクト。このテーマ付けに、スージー鈴木も「いよいよマニアックだなあ」と漏らす。
マキタスポーツはまず、シャンソンやジャズの名曲「枯葉」、米津玄師「Lemon」での「m7-5」の使われ方を紹介。このコードがいかに不快指数を高め、湿度を上げるかについて少々長めに面白おかしく解説してから本編に入る。
ピックアップしたのは、小坂明子「あなた」。以前にも登場しているBOOWY「CLOUDY HEART」など。
ラストは、マキタスポーツの大好きなあのアーティストK・Kのヒット曲。しかし、「m7-5」は最後の最後まで出てこず、フルコーラスを聴いてやっと理解したスージー鈴木は大爆笑し、「よく気付きましたね!」と感心する。
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