BS・CSで放送されたオリジナル番組の中から、優れた番組や企画を表彰する「衛星放送協会オリジナル番組アワード」。2018年度に放送された作品から選ばれた各部門の最優秀賞が、6月10日に都内で発表された。
9回目を迎えた今年は、新たに番宣部門、CAB-J賞が誕生。アワード委員会委員長の森本茂樹氏は「洋画や海外ドラマなど海外作品の宣伝番組や、オリジナリティのある広告企画や広告連動番組も表彰したいということで、賞を新設しました。業界の活性化につながれば」と語った。
中継部門の最優秀賞に輝いた「エビバテ!ダンススタジアム~日本高校ダンス部選手権 冬のバトルトーナメント~」(スカイA)。東日本と西日本から全123チームが参加する大会で、西日本の3回戦ベスト16から優勝までの全チームの戦いをノーカット放送。若者にスポットを当てた制作スタイルが評価された。
教養部門の最優秀賞もダンス企画が受賞した。「ドキュメンタリー ~The REAL~ ブレイクダンス ユースオリンピック 新競技誕生の瞬間」(J SPORTS 3)は、ブエノスアイレスユースオリンピックの新種目「ブレイクダンス」の、初の世界最終予選の様子を追った作品。
第1回目から審査員長を務めるノンフィクション作家の吉岡忍氏は「ブレイクダンスは昔からあったが、当時の若者が白い目で見られながら後世につないできたもの。それがユースオリンピックの新種目となり、現在の若いブレイクダンサーたちに対する制作者の好奇心を感じさせる」とコメントした。
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