佐野岳、“パンスト俳優”と褒められ「常に体当たりしていこうと」

2019/06/14 17:15 配信

ドラマ

「仮面同窓会」で皆川希一を演じる佐野岳(C)東海テレビ

全員が希一のことを嫌いになっても、俺だけは希一を愛し続ける


――撮影も進み、皆川希一を演じての感想を教えていただけますか?

希一は横柄で悪い印象ばかりが目立つ、ある意味分かりやすい人間だと思います。僕が演じながら意識しているのは、なぜ希一がそういう人間になってしまったのかということです。

希一のコンプレックスというものが見え隠れしているのを演じながら感じていて、希一が強気な自分を演じている姿を、僕が演じているような感じです。コンプレックスがあるがゆえに、もう一人の自分を作りだしていると思います。回想シーンからもそういう部分を探り出して丁寧に演じていかないと、ただ単に悪い男に見えてしまうので、その辺はとても気を付けています。

――悪人に見える役を演じる。その辺はいかがですか?

どんな役にでも挑戦したいという気持ちは常々あって、今回ある意味ヒール役ができるのは役者としてうれしいですし、これからも自分の役の幅を広げていきたいと思います。普段から応援してくださる方にも、「佐野くんってこんな役もやるんだ」というふうに思っていただけるとうれしいですし、「もっとこういう役もやってほしい」とリクエストされるような役者になっていけたらいいと思っています。

――以前、「視聴者の皆さんが全員、希一のことを嫌いになっても、俺だけは希一を愛し続ける」とおっしゃっていましたが?

僕の中での希一像があり、それを大事にしながら皆さんに提示しているので、その思いを感じてくださるとうれしいですね。でも次に出演するドラマでは、(この役の)言い訳はしたいので、思いっきり爽やかな役をやりたいです(笑)。

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