今回、池井戸先生の作品に参加でき、とても光栄に思っています。僕が韓国で活動していた時も「日曜劇場で池井戸先生の作品がすごい」と伝わってきていました。サラリーマンの友人からも「日曜劇場のドラマを見ると、本当に月曜日の元気が違う!」と言われたこともあります。
それくらい影響力があり、社会で戦っている人たちにダイレクトに届くメッセージ性の高い作品を数多く書かれている先生の原作なので、うれしいと同時に、責任感と熱量を持って挑まなければいけないと思っています。
大泉さんとは以前、一度ご一緒したことがありますが、いい意味でオンとオフがはっきりされている方だと思います。共演者やスタッフと話しているときは場を盛り上げてくださる気さくで明るい先輩ですが、いざ撮影が始まるとものすごい集中力・瞬発力を発揮され、ものすごいエネルギーを出してくる方だという印象です。
僕が演じる柴門は、おそらく今回の出演者の中で“勝負”というものの難しさや厳しさを一番体感している人間だと思います。どうすればチームを勝たせることができるのかを常に考えている。
柴門という男を想像したときに、「心・技・体」という言葉がパッと浮かびました。「心・技・体」が妥協なく一定のレベルに達していなければ勝つことはできないと一番分かっている人物。ただ、そういう気持ちを持っているからこそ、周りとぶつかってしまうのだと思います。
経営的な視点でチームを見る君嶋とも衝突するでしょうし、「勝つために」これだけを考えて進んでいくからこそ、各所でバチバチと火花が散るかもしれません。でも、柴門を演じるからには僕自身も芯に熱い思いを持ってぶれずにやっていこうと思います。
大谷亮平さんは、爽やかなイメージと同時に不撓(ふとう)不屈なスピリッツを感じておりました。今回、柴門という闘志あふれる役でご一緒できて、大変楽しみです。
また、前にもご一緒したことがある高橋光臣さんが、まさかラグビーの経験があるとは知りませんでした。今回、キャプテンの岸和田という難しい役どころには適任だと思いオファーしました。
そして、アストロズの方々は厳しいオーディションを勝ち抜いた皆さんです。「陸王」で熱演していただいた天野義久さん、エディージャパンでキャプテンを務めていた廣瀬俊朗さん、スタープレイヤーだった齊藤祐也さんら元日本代表の方々をはじめとした、ガチンコでラグビーができて、さらに芝居ができるスタープレイヤーが集まっています。
芸人のコージさんや、笠原さんなどもスパイスの効いたお芝居を繰り広げてくれています。他のメンバー一人一人にも注目してください。世界に誇れるラグビーチームになっています。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)