<いだてん>橋本愛、第1部フィナーレ“復興運動会”シーンは「何度読んでいても涙が出てくる」

2019/06/23 20:15 配信

ドラマ

【写真を見る】元遊女だった小梅(橋本愛)は、清さん(峯田和伸)と結婚(C)NHK


放送中の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)。

6月23日(日)に最終話までの折返し地点となる第24回の放送を迎える本作に、橋本愛が出演している。

橋本が演じる小梅は、浅草で客を引いていた元遊女。上京してきた主人公・金栗四三(中村勘九郎)と美川秀信(勝地涼)に「遊んでいかない?」と声をかけ、その後美川となぜか恋仲に。

本作の重要人物・美濃部孝蔵(森山未來)と、清さん(峯田和伸)とは腐れ縁の仲で、美川と別れて清さんと結婚。夫婦で浅草に飲食店を構えていた。

しかし、第23回(6月16日放送)で起こった「関東大震災」により、小梅と清さんの夫婦も被災し、神宮外苑競技場に避難する。

今回、小梅を演じている橋本にインタビューを敢行。第24回で、四三らが被災して疲れ切った人々のために開催する「復興運動会」シーン収録直後に取材し、撮影の感想などを語ってもらった。

――「復興運動会」のシーンを収録した直後とのことで、収録の感想を教えていただけますか?

このシーンは、何度台本を読んでいても涙が出てくるくらい、すごく好きなシーンです。

関東大震災から2カ月くらい経ったあとに運動会が行われているんです。小梅も、みんなも、その2カ月間は苦しい中で生きてきたと思うので、ご褒美をもらったような気持ちになりましたし、みんなやっとうそのない笑顔で楽しい時間を共有できたことが素直にうれしかったです。幸せでした。

――関東大震災以前と以降の小梅を演じていて、意識的に変えたところはありますか?

意識的に変えた部分はないです。ただ、もしかしたら自然と、被災したことで何かが変わっているかもしれないし、いつも通り振舞っているように見えるかもしれない。私自身も、映像でどう伝わるのか、どういうふうに見えるのかなと楽しみにしています。

脚本には、震災後に小梅がどういう苦しい生活をしてきたのかということは直接描写されていなくて、小梅がみんなを元気づけるような姿とか、強い部分が描かれているんです。

でも、小梅も周りのみんなと同じように、深い傷を負っているのは確かで。けれど悲しみや苦しみに足を取られず、前向きに生きようとするエネルギーが、みんなの生きる力にもなっていく、という風になればいいなと思っていました。