――港の妹・洋子(松本穂香)との関係からも目が離せない。
洋子は口調が強くて、山葵とは正反対のタイプ。強がっているけど、一番寂しい思いをしているのは洋子なんです。
誰よりも心のよりどころを探している女の子なんじゃないかなと思います。山葵と洋子の関係は見ていてほほ笑ましいですよね。
――作品のタイトル“波にのれたら”にちなんで、俳優として“波に乗った”というか、自分なりに“手応えを感じた瞬間”は?
手応えというか、少しは見てくださっている人たちの心を動かせることができたのかな、どうなのかな…と思うことは、それぞれの作品にあります。
全編を通してではないですが、瞬間、瞬間でちょっとはできたのかなって。
今年(2019年)4月から5月にかけて「春のめざめ」という舞台をやらせていただいたのですが、お客さんからの拍手のありがたさのようなものを強く感じました。
自分が表現したことに対して涙を流してくださる人がいたりして。あの時に、少しは自分なりに気持ちを伝えることができたのかなと思いました。
――“波にのれたら”つながりでもう一つ。これまで、はやりもの(ブーム)に乗ったことはありますか?
基本的にブームには乗らないタイプなんです。わざと乗らないわけではないんですけど「これに乗った!」という経験はないですね。
でも、音楽や洋服、食べ物とか、今ブームになっているというものに思いっ切り乗っかってみるのも面白いかも。意外と楽しいかもしれませんね。
――いつか、そういう姿を見かけたら…。
「あ、乗ってんなアイツ」って思ってください(笑)。
――「令和」になって、もうすぐ2カ月がたとうとしていますけど、今後新たに挑戦してみたいことは?
今はスカイダイビングですね。昔から「飛びたい欲」が強いんです(笑)。もし、“スーパーパワー”が手に入るとしたら絶対飛びたいです!
――高い所は平気?
いや、それがあまり得意ではないんですけど(笑)、スカイダイビングぐらいの高さだったら高所恐怖症の次元を超えていると思うんですよ。めっちゃ怖いと思いますけど、一つの経験としていつか挑戦してみたいです。
取材・文=月山武桜
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