井ノ原快彦、憧れの先輩・東山紀之に愛用の“マグカップ”を託し「これを僕だと思って…」

2019/06/22 05:00 配信

ドラマ

バトンタッチセレモニーを行った井ノ原快彦と東山紀之(C)テレビ朝日

東山紀之コメント


井ノ原とはもう30年以上の付き合いなんです。普段はメールをしたり、ドラマを見た感想を伝え合ったりしています。これまで、撮影している期間が重なることがあまりなかったんですが、今年はうまく重なったので、こうして井ノ原と撮影所で会うことができました。

お互い“水曜9時”という同じ枠のドラマで主演させていただけているだけでなく、今回のように2人でバトンタッチができるということは、大変ありがたいことだと思っています。

井ノ原は「9係」の時代から14年という長い期間、確立された役柄を演じ、渡瀬(恒彦)さんからバトンを受けて、主演を任された。それってやっぱり、彼が本当に頑張ってきたからだと思うんです。そういう、彼の人生とともに歩んできた役を見られるのは僕にとっても幸せなことですし、そんな彼から次のクールへのバトンを受け取るというのも本当にありがたいことだと思います。

井ノ原からバトンを受け、僕はこれから暑い中での撮影になります。現場では出演者の皆さんやスタッフの皆さんと一緒にアイスクリームを食べたり、小さい扇風機を買ってみたり、毎年いろいろと対策を立てて実践しているんですが…最近の尋常じゃない暑さに負けないように頑張ります。

井ノ原快彦コメント


ヒガシくんは、僕が小学生の頃にお会いして以来、30年以上背中を追いかけてきた先輩です。そんなあこがれの先輩に、僕がバトンを渡せるという喜びは大きくて、本当に光栄なことだと思っています。

先日、ヒガシくんがうちのスタジオに差し入れを持って遊びに来てくださったんです。寺尾(聰)さんにも会ってくださって、とにかく「特捜9」のセットにヒガシくんがいるということが新鮮でした。

ヒガシくんが帰られた後、山田(裕貴)くんが、「実在するんだ…」ってつぶやいていたんですけど、僕も事務所の後輩でありながらその気持ちがすごく分かるんですよね。事務所内でもヒガシくんの伝説がたくさんあるので。例えば、昔、オーディションを受けてレッスンしていた部屋の天井には穴があったんですけど、「この天井の穴はヒガシくんがバク宙して開けた」とか(笑)。

そんなふうに伝説を作り続けている先輩のドラマ、もちろん毎年見ています!「刑事7人」は映像がオシャレでかっこいいですし、なにより僕はヒガシくんと白洲くんのやり取りを参考にさせていただいているんです。僕も去年から山田くん演じる新藤という後輩ができたので、掛け合いの勉強になるんです!

ヒガシくんはこれから暑い夏の撮影で大変だと思いますが、水分を取りながら頑張ってください。陰ながら応援しています。