「3年A組―」の望月歩。素はとってもシャイな青年だった

2019/07/10 05:00 配信

映画

映画「五億円のじんせい」で主演を務める望月歩撮影=藤本和史

3年A組―今から皆さんは、人質です―」(2019年日本テレビ系)では、スポーツ推薦で大学が決まっていた瀬尾の葛藤や芯の強さを演じて話題を呼んだ望月歩。初主演映画「五億円のじんせい」(7月20日土曜公開)では、周囲の優しさに助けられながら大人になっていく高校生・高月望来を好演している。

「『3年A組―』は同世代も多く、みんなでつくり上げていく芝居だったので、僕個人がいつも誰かと対面していく『五億円―』とは感覚が全然違いました。向こうはチーム戦、こっちは個人戦みたいなもの。僕は意外と個人戦が好きかも(笑)。芝居の化学反応を楽しみながら、つくり込んだ芝居ができたと思います」

――本作は、5億円の募金により命を救われた少年が、それにふさわしい自分であろうと葛藤しながら、命の本当の価値に気付いていく物語。

「望来に比べるとささいですが、“あのときこうしてもらったから今がある”という感覚は分かります。ただそこに押しつぶされないよう、頑張るための糧にすることが大事かなと。望来は、それが糧だと気付くまでが長かったんだと思います。ちなみに僕はあまり悩まないタイプです。もちろん落ち込むこともありますが、まぁ仕方ない、次に向かって頑張ろう!と思いますね。お風呂とかに入っちゃうとすぐに頭が切り替わるんですよ」

――現在18歳の望月。役から離れると一気に年相応のシャイな青年に。

「コミュニケーションを取るのが苦手。あと写真撮影はもっと苦手(笑)。役に入っていると全く気にならないですが、取材の撮影だと僕そのもの。恥ずかしくなってくるんです」と照れ笑い。

――10代のうちにやりたいことは?

「海外旅行! プライベートでは行ったことがないんですよ。行きたいところはたくさんありますが、アイスランドは憧れ。オーロラを見て温泉入って…。楽しそうですよね。楽しいことをたくさんしたいです!」

取材・文=玉置晴子

関連人物