――本作は、主人公が現代と江戸を行き来する作品ですが、お二人は行ってみたい時代はありますか?
佐久間:私は、昭和とか、大正とか…。昭和には佐藤二朗さんがいるかもしれないですね(笑)。
自分が生まれる前の時代に行って、自分が今、関わっている人の過去をのぞき見したいです。おゆうみたいに過去は変えずに(笑)。
佐藤:衝撃ですね。自分は大正、明治を考えていたら、昭和という意見が出たので。(佐久間は)昭和生まれの人はたくさん知っているけど、昭和自体は知らないもんな…。
僕は、明治とかの、いろいろなものが変化していった時代も見てみたいけど、やっぱりどうせなら江戸時代がいいな。
この前も江戸時代の時代劇をやったのですが、渡世人の役で、自分のことを「あっし」と呼んだり、「ばか言っちゃいけねぇよぉ」とかいう言葉使いをしたりするんです。だから、本当にそういう言い方をしているか自分の目で確かめたいです(笑)。
江戸時代の芝居というと、必ず「何とかでござる」や「拙者」という言葉使いだけど、実際は「まあそうですね」とか、僕らと同じ喋り方をしているかもしれないから(笑)。
――それでは、最後に「このミス」に関わることへの意気込みを教えてください。
佐藤:「このミス」大賞というのは、ある種のお祭りだと思うので、そのお祭りに貢献できればなという思いと、正直それ以上に自分自身のためというか、原作が選ばれてそれが脚本になってドラマになっていく、普段見られない過程をのぞき見できればなという気持ちでおります。
佐久間:スリルがある内容で、見応えあるものになっていると思います。また、主人公・関口優佳という一人の女性が、現代と江戸を行き来する中で成長していく姿も見ていただけたらなと思います。
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