「ザ・ノンフィクション 犬と猫の向こう側」が優秀賞獲得!「犬と猫を撮ることは人を撮ること」

2019/07/03 12:00 配信

芸能一般

「多頭飼育崩壊」の問題に取り組んでいる動物保護団体「犬猫みなしご救援隊」中谷百里代表(C)フジテレビ


2018年6月3日(日)、10日(日)と2週にわたって放送された「ザ・ノンフィクション 犬と猫の向こう側」(フジテレビ系)が、「第45回「放送文化基金賞」放送文化基金賞」番組部門・テレビドキュメンタリー番組の優秀賞を受賞し、7月2日に都内で行われた贈呈式に山田あかねプロデューサーと撮影を担当した谷茂岡稔氏が出席した。

「放送文化基金賞」は、視聴者に感銘を与え、放送文化の発展と向上に寄与した優れた放送番組や放送文化、放送技術の分野で業績を残した個人・グループに贈られる賞。今回は279件の応募、推薦があり、厳正な審査の結果、テレビドキュメンタリー、テレビドラマ、テレビエンターテインメント、ラジオの4つの部門で、それぞれ最優秀賞、優秀賞、奨励賞の16番組と、演技賞や企画賞など個人6件、さらに個人・グループ部門の放送文化、放送技術で8件が決まった。

ザ・ノンフィクション―」は、広島に本部を置く動物保護団体「犬猫みなしご救援隊」中谷百里代表の活動に密着。各地で起こっている犬や猫が好きで飼い始めたが、不妊去勢手術をしなかったために世話ができないほど増やしてしまう「多頭飼育崩壊」の問題に取り組んでいる姿を追った。

ペットブームの陰で年間6万匹以上が殺処分されており、その活動はこれらの犬猫を救うだけではなく、「多頭飼育崩壊」のすさまじい現場にまで踏み込んでいる。

今回の受賞は、その現場の思わず目を背けるような映像を見せることで、現代における貧困と孤立を余すことなく伝えたことが評価された。

関連人物