――撮影も進み、あらためて片岡八真人役を演じての感想は?
やっていて思ったのは、言葉にすると難しいのですが、八真人はとにかく優しい人なんです。でも、どこに自分の本心があるのかわからなくて、“本当はこの人、何を考えてるんだろう?”と思ってしまいます。もしかしたら、奥底では怖い一面を持っているのでは…。とても魅力的な役だと思います。
――溝端淳平さんの印象を教えていただけますか?
昔から仲良くさせていただいているような感覚に陥るような、とてもフランクな方です。そういう溝端さんの明るさにとても助けられています。自分にないものを持ってる方だと思いますし、現場でも勉強になります。
――印象に残っているシーンを教えてください
僕はシリアスなパートが多いので、同級生たちとあまり仲良くする姿がない中で、高校時代の回想シーンの中で、僕ら4人で廊下を走っている撮影は楽しかったです。自分の高校時代のことを思い出して、懐かしさを感じました。
――回想シーンで制服姿も披露されていますが…
この年齢になっても(実年齢32歳)高校生役をやらせていただけるのはとてもありがたいと思っています。もちろん、見た目的には違和感を覚える方もいらっしゃるでしょう(苦笑)。でも、自分が学生時代の回想シーンをやらせていただくということで、現在の八真人をイメージではなく、実際に生きてきた感覚として持つことは(演じる上で)とてもいいことだと思っています。
――廣瀬さんご自身の高校時代は、どんな生活をされていましたか?
僕は男子校でした。でも入学した学校が進学校で、初めての中間テストで、クラスのうしろから2番目ぐらいの成績を取ってしまい、それは衝撃的でした(苦笑)。その時、僕と一緒にいた友人たちはあまり勉強をしていなかった様子なのに、結果的にはみんな成績が上位の方にいて…。進学校に来るような人は、本当に頭のいい人たちばかりなんだと思いました。だからもう、勉強はそこそこに(笑)、サッカーに打ち込んだり、クラスでは賑やかなタイプとして、高校生活を謳歌しました。先生に怒られやすいキャラクターだったような気がします。あの4人の中の誰でもない、ガキ大将ポジションだったかな(笑)。
――6話から、最終話に向け、怒涛の展開が期待されます
今までご視聴いただきありがとうございます。展開が目まぐるしく動きつつ、1話からの伏線が色々なところで回収されています。今までも一話一話、毎回スリリングで、今後どうなっていくのかが気になる展開だったと思いますが、残りの話数もより引き付けるストーリーになっています。瞬き厳禁で観ていただけたら嬉しいです。
洋輔(溝端淳平)と美郷(瀧本美織)は、自殺した日比野真理(吉田志織)の墓参りに訪れる。そこに居合わせたのは、花を持った八真人(廣瀬智紀)。自殺の本当の原因を知りたいと問う美郷をはぐらかすばかりの八真人。洋輔もさらに八真人を問い詰めるが…。
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