「映像で残さないのはもったいなさすぎる」友近の人気ライブが満を持してDVD化!

2019/07/08 04:45 配信

芸能一般

ともちか=1973年8月2日生まれ、愛媛県出身。NSC大阪校23期生。現在「やすとも・友近のキメツケ!※あくまで個人の感想です」(カンテレ)、「爆報!THE フライデー」(TBS系)などに出演中


毎回、チケット即完のプレミアライブとして知られる友近のライブツアー。その独自の世界観に彩られたステージの模様を収録したDVD「友近コント作品集『演って候』PREMIUM BOX 2014-2018」がリリースされた。堂々DVD3枚組の大作となった本作に収められているのは、「友近コントライブ 友近ハウス」(2014年、2015年)、「友近連続ライブ小説 おそかれはやかれ」(2016年、2017年)、「友近コントライブ 友近ワイド劇場」(2018年)の3作品で、希代の女性芸人・友近が、バッファロー吾郎Aずん飯尾和樹ロバート秋山竜次ら気心の知れた仲間たちと共に、こだわりのコントを繰り広げる。

今回のインタビューでは、各コントの解説や、共演者たちとの関係性、さらには水谷千重子としての活動についてなど、“ライブの笑い”に懸ける思いの丈を語ってもらった。

「TOMOCHIKA HOUSE」は、「TERRACE HOUSE」をいろんな思いで見ている方々に「分かる~」って思っていただけたら


――まず、なぜこのタイミングで、ライブDVDをリリースすることになったのでしょうか?

友近:もしかしたらDVDを出すかもしれないということで、ライブにはずっとカメラを入れて収録はしていたんですよ。ただ私としては、カメラを通すと舞台の面白さは半減するだろうなと思っていて。でも、5年前から好きな人たちを集めてユニットという形でやり始めて、どれも「これを映像として残さないのは、もったいなさすぎる!」っていうライブに仕上がったので、やっぱりちゃんと作品として発表したいなと。それと、おかげさまでチケットが即完売するようになったので、もっとたくさんの方に見てほしいなという思いもあって。

――それにしても、ライブを3本も収録しているというのは圧巻ですね。

友近:いろんな地方で公演していますし、ダブルキャストもあるので、編集作業は結構大変だったんですけどね。でも結果的にはバランスよく、それぞれいいところは出せているんじゃないかなと思っています。

2014、2015年公演「友近コントライブ 友近ハウス」より「TOMOCHIKA HOUSE」のワンシーン(c)2019吉本興業


――3本の公演の、それぞれ表題作となっているコントについて解説をしていただきたいのですが、まず「TOMOCHIKA HOUSE」からお願いします。

友近:イイ女とイイ男が集まる「TERRACE HOUSE」(フジテレビほか)を、われわれが真面目な顔でやるっていうことで(笑)、このメンバーならではの世界観が出ていると思いますね。あと、「TERRACE HOUSE」って皆さん、いろんな思いを馳せながら見ていると思うので、これを見て「分かる~」って思っていただけたらうれしいです。

――本家の「TERRACE HOUSE」さながらに、出演者の表情をカメラで撮影し、それをリアルタイムでモニターに映し出す、という手法が面白いですよね。

友近:ありがとうございます。そこは、特許を取りたいくらいのところなんですけど(笑)。普通はライブだと、細かい描写とか演者の表情は客席の後ろの方までなかなか伝わらないし、かといって、小さい劇場だと少人数しか見てもらえませんよね。それで、この演出法にしたんです。

舞台の上手と下手から撮った映像を見せるわけですけど、このライブはテレビもやっているスタッフさんに演出で入っていただいて、モニターのスイッチャーもやってもらったんです。演者とスタッフと、全員の息が合わないと成立しない手法なんですが、そこは全員が信頼し合って、何の不安もストレスもなくできましたね。この手法を取り入れたのは「友近ハウス」が初めてでしたけど、笑いが倍増したと思うし、すごく刺激的でした。