「ボイス 110緊急指令室」唐沢寿明インタビュー(後編) 「増田くんが敵と戦っていると『大丈夫か?』みたいな気持ちもあるんです(笑)」

2019/07/13 07:00 配信

ドラマ

「菊池さんは控え室で急に前屈を始められて…(笑)」(唐沢)


――このドラマの物語が動き出すきっかけとなる妻・未希の事件ですが、要所では家庭でのささやかな日常も回想シーンで描かれていきます。未希役の菊池桃子さんとの家族団らんシーンは演じていていかがですか?

菊池さんも面白い方で。最初ご一緒した日に回想シーンを撮影していたんですけど、僕はその夜にアクションシーンが控えていたんです。

それで、控え室のような大きい部屋で菊池さんといたんですけど、アクションシーンに備えてストレッチをしてたんですよ。そうしたら菊池さんが隣で急に前屈を始められて(笑)。

主婦の役だから全くやる必要ないのに、何かつられちゃうんですかね? イメージ的には「素直な方なんだな~」って思いました。演じる上での「家族感」は全然違和感無かったですよ。ご本人も家庭的な雰囲気ですし。

――大樹役の鳥越壮真くんとも「親子水入らず」なシーンもありますが、現場でどんなお話をされていますか?

あの子はすごく言っていることが大人っぽいんですよ。こっちは子供だと思っているから「アイスクリーム好き?」みたいな話をしてたんですけど、向こうは「〇〇って動物知ってる?」とかこちらが知らないようなことも話してきたりします。いろんなことに興味があるみたいですね。

見どころは“恐怖”! 「あなたはその恐怖に耐えられますか?」(唐沢)


樋口(唐沢寿明)ら港東署の刑事が行きつけにしている居酒屋でのワンシーン。飲み会もこんな雰囲気に?(C)NTV


――撮影で心身ともに大変な部分もあるかと思いますが、最近の唐沢さんの息抜き、リラックス法はありますか?

チャンスがあれば外食したりですかね。それも結構な気分転換になるので。家で台本読んで過ごすのもそれはそれで良いんですけどね。現場の皆さんとは一度行きましたよ。これから時間を見つけて、もうちょっといろいろ行きたいですね。

――最後に、これから第1話をご覧になる皆さんに向けて、見どころを含めてメッセージをお願いします!

やっぱり目を覆いたくなるほど怖いシーンも出てきますが、そのうち薄目を開けて、ハマっていくようなドラマだと思うんです。絶対的に面白いドラマだと言い切れますので、まずは一話を見ていただきたいです。そうすると、「次も見なきゃしょうがない!」という感じになると思います。

こういうテイストのドラマは日本にはあまり無かったので、ハマる人にはすごくハマるんじゃないかなと。注目してほしいのは「恐怖」です! 全編通して恐怖がテーマのような作品なので、「あなたはその恐怖に耐えられますか?」ってことですよ(笑)。