<試写室>「ボイス 110緊急指令室」緊迫したシーンの中に“希望”が見える

2019/07/13 05:00 配信

ドラマ コラム

恐怖感の中に感じられる“希望”


「ボイス 110緊急指令室」第1話より(C)NTV


また、既に情報解禁されているが、第1話の誘拐犯役は、ラッパーの般若さん。これがもうハマり役。カッと開いた目と、その眼力の強さが恐怖心を掻き立てる上、ニヤッと笑う不気味な表情もドラマのスパイスになっている。

そんな誘拐犯に追われている女子大生からの電話を応対するのが、真木さん演じるひかり。

本作のどの場面でも感じられるのだが、真木さんの低くて落ち着いた声で語られるせりふには、ものすごい安心感と説得力がある。「この人の言うことに従えば大丈夫だ」と信頼できる力強い声。緊迫した状況で助けを求めて電話をかけた被害者が、あの声を聞いたらとても心強く、希望が持てるはず。

ハラハラドキドキの展開で、冷静さを持った彼女の声は、視聴者の張り詰めた気持ちも少しばかり緩めてくれる存在になるだろう。

「ボイス 110緊急指令室」第1話より(C)NTV


文=あゆ