瞳子の友人であるハン・ユリを演じた知英は、「今回は韓国人の役ということで、日本語にあまりとらわれないで自由に演じた記憶があります。ハンちゃんはネガティブな機運が何もなく、でも正しいことをズバズバと言うすごく素直な女性で。
もしかしたら『すごいこと言うな』って感じるかもしれないけど、一番瞳子の近くにいて、自分の正直な言葉で瞳子に勇気を与えられたりするハンちゃんを演じられたことは、すごく幸せだなと思っています。
私自身はハンちゃんみたいにカッコよく生きているかはわからないですけど、とにかくすごく憧れてしまった女性で。『ハンちゃんらしく生きてみたいな』と考えてしまったりしました」と、魅力的なキャラクターについて言及。
一方、瞳子を高校時代から思い続ける久保真二を演じた岡山は、「僕は第1話は登場していなくて、第3話から出てくるんで、(今日は)謎のアウェー感を感じているんですけど…」と自虐的に語り笑いを誘う。
そして、「皆さんよりちょっと遅れての撮影だったのですが、登場人物たちの長期間にわたるストーリーを演じなければいけなかったので、先に撮影している現場にお邪魔して、見学させていただいたりしました。
結構シリアスなシーンも多かったので、後から現場に入るのは非常に緊張しましたし、現場を見に行かせていただいて本当に良かったですね」と振り返った。
本作で演出を手がけた月川監督は、「今回は作り込みすぎず、生っぽいお芝居を撮っていきたいと思っていたので、演者の皆さんには、『テストの際に(お芝居を)あまり固めすぎずに、すぐに本番に行かせてください』とリクエストをしました。
『テイクもそんなに重ねません』というお約束をしたんですが、それは『何回も繰り返せるお芝居ではなく、二度と同じことができないような、本気のお芝居を見させてほしい』という要望から約束をしたつもりです。
先ほど有村さんも『自分のキャパを超えないと生きられない役だった』というお話をされていましたが、それこそが『役を生きる』ということだと思いましたし、観客が見たいものだろうと思ったし、何よりそれを僕が見たかったので、そういうやり方をさせていただきました。
本当に根っこから湧き出てくるような、すごいものを見させてもらったなという。今回の演出からはそういう発見があって、これまで見たことのないようなお芝居をいっぱい映像に残せたかなと思います」と、作品への手応えを口にした。
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