テレビタレントとして大忙しながらも、年1回ペースで単独ライブを開催しているアンガールズ。7月31日(水)に発売される最新DVD「アンガールズ単独ライブ 俺の個性が暴走しちゃう日」は、2019年5月に東京・北沢タウンホールで行ったものだ。
しばらく休んでいた単独ライブを2016年に復活させて以降、寸暇を惜しんでネタを作り、板の上に立っている田中卓志と山根良顕。人気芸人になってもなお、なぜ新ネタを作り、単独ライブを開くのか。真面目すぎる二人の素顔に迫った。
――ライブタイトルはなぜ「俺の個性が暴走しちゃう日」になったんですか?
田中:ネタよりも先に、まずタイトルを決めないといけないんですけど、引きがある言葉をと思ってこうなりました。他にも(案が)出ていたんだよなぁ。「時代が俺に追いついて、抜き去った」とか。でも、「俺の個性が暴走しちゃう日」の方が、いろんなコントに通ずるかなぁと。
山根:面白いタイトルだよね。何にでもいけるし。
――台本を書くのはほぼ田中さんだそうですが、演じる山根さんはいかがでしょう?
山根:やりやすいように書いてくれています。僕に合わないことをやらせてもウケなさそうだなぁということで、出来上がった時点でハチャメチャなものはない。
僕が演じられるギリギリなところで、大声を張りあげるようなキャラクターだと違和感があるとかを考えてくれているなと思います。
田中:激しいのを書いていた時期はあるんですけど、やるとお客さんが付いてこない。どこかで、その人のギリギリを見て取れる感じのキャラクターの方が入りやすいんですよ。
――本作で“難産”だったコントはどれですか?
田中:「カバン」は出てくるカバンが2回ぐらい変わっちゃったんですよね。最初に買ったのが大きすぎたりして。(オチに向かって)ちょうどいいフォルムにならなきゃいけなくて、ストーリーにもいろんな要素が入っているんで、サイズ選びが難しかった。時間はかかりましたね。
――まさか田中さんが小道具の準備までしたんですか?
田中:マネジャーさんにも選んできてもらったり、自分でもAmazonで調べたり、自分の家にあるものを持ってきたりして、最終的にああなりました。
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