アンガールズが明かすライブへの思い「コンビの空気になれるのはネタをやっている時だけ」<Interview>

2019/07/27 12:00 配信

芸能一般 インタビュー

アンガールズ


テレビタレントとして大忙しながらも、年1回ペースで単独ライブを開催しているアンガールズ。7月31日(水)に発売される最新DVD「アンガールズ単独ライブ 俺の個性が暴走しちゃう日」は、2019年5月に東京・北沢タウンホールで行ったものだ。

しばらく休んでいた単独ライブを2016年に復活させて以降、寸暇を惜しんでネタを作り、板の上に立っている田中卓志山根良顕。人気芸人になってもなお、なぜ新ネタを作り、単独ライブを開くのか。真面目すぎる二人の素顔に迫った。

山根が演じられるギリギリのキャラクター


――ライブタイトルはなぜ「俺の個性が暴走しちゃう日」になったんですか?

田中:ネタよりも先に、まずタイトルを決めないといけないんですけど、引きがある言葉をと思ってこうなりました。他にも(案が)出ていたんだよなぁ。「時代が俺に追いついて、抜き去った」とか。でも、「俺の個性が暴走しちゃう日」の方が、いろんなコントに通ずるかなぁと。

山根:面白いタイトルだよね。何にでもいけるし。

――台本を書くのはほぼ田中さんだそうですが、演じる山根さんはいかがでしょう?

山根:やりやすいように書いてくれています。僕に合わないことをやらせてもウケなさそうだなぁということで、出来上がった時点でハチャメチャなものはない。

僕が演じられるギリギリなところで、大声を張りあげるようなキャラクターだと違和感があるとかを考えてくれているなと思います。

田中:激しいのを書いていた時期はあるんですけど、やるとお客さんが付いてこない。どこかで、その人のギリギリを見て取れる感じのキャラクターの方が入りやすいんですよ。

――本作で“難産”だったコントはどれですか?

田中:「カバン」は出てくるカバンが2回ぐらい変わっちゃったんですよね。最初に買ったのが大きすぎたりして。(オチに向かって)ちょうどいいフォルムにならなきゃいけなくて、ストーリーにもいろんな要素が入っているんで、サイズ選びが難しかった。時間はかかりましたね。

――まさか田中さんが小道具の準備までしたんですか?

田中:マネジャーさんにも選んできてもらったり、自分でもAmazonで調べたり、自分の家にあるものを持ってきたりして、最終的にああなりました。