コントはずっと楽しい
――アンガールズさんといえば、テレビタレントとして大成していています。
田中:大成っていうか、長くは出させてもらえていますね。ありがたいことに。
――十分な地位を確立しているにもかかわらず、手間暇かかるライブを行う理由はなんでしょう?
田中:若手のころ、「ネタを2本作っとけば、もう作らなくていい」って言われたんですよ。「テレビで動いていけばいいから」って。僕の場合、ピンでテレビに出て誰かと組むことが多いですけど、それはアンガールズじゃなくて。アンガールズの空気になれるのは、やっぱりネタをやっている時だけ。
だから、ネタはやっていかないといけないと思うし、先輩でいうとサンドウィッチマンさんしかり、バナナマンさんしかり、ネタをやっている人は格好良いんです。しばらく単独ライブは休んでいたけど、2016年に再開したのは「ネタをやってないコンビ」と思われるのが嫌っていうのもありました。
――「キングオブコント2017」でファイナリストになったのも関係していますか?
田中:ずっと「最近ネタやってないね」って言われていたんですよ、やってるのに。“やってる感”を出すために「キングオブコント」に出たら、言われなくなりましたね。テレビのネタ番組からいつ声が掛かってもいいように、出られるネタは持っておきたいなっていうのもあって。
山根:コントって最初にやり始めてから、ずっと楽しいんですよ。同じウケでも、テレビ収録とライブでは違うし、「(せりふが)飛んだらどうしよう」って緊張感があるけど、その緊張感って試合に出るようなもので、必要だと思うんですよね。
7月31日(水)発売
収録時間=本編91分+特典映像5分
価格=3800円(税別)
発売元=Contents League
販売元=ソニー・ミュージックソリューションズ