――拓海は前回の第4シリーズからの登場ですが、すっかりなじんでいますね。
ホントですか? そう言っていただけるとうれしいです!
――拓海を演じる上で気持ちの変化は?
率直な感想としては、時間の流れが早いです。結構、先まで撮っているんですけど、何だかあっという間って感じ。去年とは違うなと体感しています。
――それは、慣れてきたからですか?
いろんな理由があるんだろうなと考えつつ、やっぱり慣れてきたっていう部分は大きいと思います。それと、純粋に楽しんでいるからなのかなと。前回は(吉田)鋼太郎さんと塚本(高史)さん以外は、皆さん初めましての方たちばかり。
拓海は東山さんが演じている天樹さんとのシーンが多いのですごく緊張していました。もちろん、今もいい意味での緊張感はありますけど、前回はとにかく食らいついていかなきゃ、っていう思いが強かったような気がします。
――前作から1年たって、すぐ拓海に戻れましたか?
自然にスッと帰って来た感じで、すぐ拓海になれました。チーム感がより強くなっていると思います。
――先ほどからずっと「拓海」と呼んでしまっていますけど、やっぱり「野々村」の方がいいですか?(笑)
拓海でいいです(笑)。拓海は、鋼太郎さん演じる片桐さんに「野々村って呼んでください!」って言っているんですけど、呼ばれたことがないので。「野々村」と言われても、自分でもピンと来ないかもしれません(笑)。
――そういえば、放送スタート前に行われた記者会見で、東山さんから「僕ら顔が似てきたね」と言われたという撮影現場でのエピソードを披露していましたね。
「夫婦か!」って、心の中でツッコんじゃいましたけど(笑)、あの言葉はものすごくうれしかったです。
――天樹と拓海のバディ感については?
2人のバディ感みたいなものは劇中ではっきりと描かれてはいないですけど、2シーズン目ということもあり、お互いのことをより深く分かってきたからこその言葉がない意思疎通のようなものや、セリフとは別の目配せという細かい芝居の空気感は前回よりやりやすくなったのかなと自分の中では思っています。
――拓海の変化という意味では、今回から念願の刑事に!
そうなんですよね、意外とサラッと刑事になっていて僕もびっくりしました(笑)。
――“刑事・野々村拓海”として意識している点は?
シーズン4の第3話で、刑事になりたいという夢を抱いている拓海が立派な刑事になるとお母さんと約束した物語が描かれていて。今回も、それを目指して奮闘しています。
そんな拓海の成長を見せたいなと思っていますし、皆さんにも注目していただけたらうれしいです。
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