「日本法医学研究院」院長の伊達明義(仲村トオル)直々の指名で、解剖医・柚木は新人の景が担当する司法解剖に立ち会うことに。その裏で、伊達は副院長の橘祐輔(淵上泰史)を呼び出し、警視庁組織犯罪対策四課から託された射殺体の解剖を依頼する。
被害者は暴力団員・千葉雄一(諫早幸作)。千葉は歓楽街のスナック店内で、腹部と眉間を撃たれて死亡。被疑者の暴力団員・伊沢明夫(高尾悠希)は逃走中だが、現場にあった薬きょうから凶器はロシア製トカレフで、組員同士の抗争だと推測されるという。
説明を受けた橘はさっそく解剖を開始するが、どういうわけか、わずか20分で終了。捜査内容および現場の状況と一致する、との結論を述べる。
話を聞いた柚木は、あまりにも短時間すぎる解剖に疑念を抱き、解剖所見を見せるよう食い下がる。だが、橘はこれを拒絶。しかも、この解剖には不可解な点が他にもあった。被害者の遺体はなぜか即座に、遺族のもとへ返されたというのだ。
時を同じくして、警視庁捜査一課の管理官・和泉千聖(松雪)と刑事・高橋紀理人(高杉)も、千葉の殺害方法や四課の捜査体制に違和感を覚えていた。2人は真相を突き止めるため、裏ルートを駆使した独自捜査を敢行。
やがて、明るみになればすべてがひっくり返るような“とんでもない事件の内幕”にたどり着く。
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