15年ぶりの日本テレビのドラマ出演は素直にうれしかったのですが、演じさせていただくのが、虐待が疑われる母親でして…15年ぶりがこれかと(笑)。
特殊な役柄でしたので、実際に起こった事件を見たり、その背景にも想像をめぐらせたりしながら役作りをしました。
ここ数年、舞台を多く経験させていただいて、映像は久しぶりだったので正直不安もありましたが、それでもいざ現場に入るとスタッフさんがとても丁寧に立ち回ってくださり、楽しく演じる事ができました。
セットインでの撮影は、冒頭が歩くん(奈央の子供役・正垣湊都)とのシーンだったのですが、そのシーンがとにかく衝撃的で。歩くんのお芝居も素晴らしく、つい熱が入り、声が少しかすれてしまって。その後シーンが続くのでどうしようと思いながらも、舞台の際によくやっている独自の治療法で難を逃れることができました(笑)。
久しぶりの映像作品でしたが、客観的な視点で自分を見られたり、監督の指示の意図をすぐに反映できたりと、さまざまな面で舞台での経験を生かすことができました。
現代に起こり得る事件をテーマにしながら息をのむ展開となっている第5話。フィクションの中に、何か一つでも見てくださる人たちの心に残せたらと思って演じさせていただいたので、ぜひ楽しみにしていてください。
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