有村架純と坂口健太郎が主演を務める「連続ドラマW そして、生きる」(WOWOWプライム)が8月4日(日)よりスタートする。2011年の震災後、東北で出会った男女のヒューマンラブストーリーで、盛岡で地元のアイドルとして活動することもあり、女優を目指している生田瞳子を有村、学生ボランティア団体の運営メンバーである東京の大学生・清水清隆を坂口が演じている。
脚本を連続テレビ小説「ひよっこ」(2017年ほか、NHK総合ほか)でも有村と組んだ岡田惠和、監督を映画「君の膵臓がたべたい」(2017年)の月川翔が手掛けているのも話題の作品で、3度目の共演となった有村&坂口に話を聞いた。
――それぞれ瞳子と清隆を演じての感想を教えてください。
有村「瞳子はこれまで私が演じたことのない女性像でした。すごく男前な性格で、でも傷付くところでは傷付いているし、とても人間らしい女性だなと思いました。瞳子を演じている間は、私自身、彼女から力強さをもらいながら生きていた感じがしました」
坂口「清隆の人生にはいろんなことが起きるのですが、そこで感じたのは清隆の弱さ。それは男というものの弱さでもあり、彼の悲しみや心の痛みを感じながらお芝居をしていました。そして、そこが清隆の人間らしさでもあるのかなと思います」
――その上で、どういう面を楽しんで演じられていましたか?
有村「自分の中ではいつもだったらしないようなセリフの言い方をしてみたり、いつもだったらここで息継ぎをしないけど、今回はしてみるとか。そういったことで瞳子というキャラクター像ができあがっていく過程が楽しかったです。あと、月川監督がドキュメンタリーぽく撮りたいということだったので、台本を読んでセリフだけ覚えて、あとは現場でという感じだったんです。なので、現場にいるということを大切に、そこで作り上げていく感じを楽しんでいました」
坂口「僕も架純ちゃんと同じで、今回やることと言ったらセリフを覚えたことぐらいでした。だからこそ、現場で生まれるものを大切にしないといけないと思ったし、敏感に受け取って、こちらも敏感に反応することを心掛けていました。本当に瞬間、瞬間を大切にしていたので、今あのシーンを撮ろうと思ってもできないんじゃないかなと思います」
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