有村架純、岡田惠和の渾身作に「力強さをもらいながら生きていた」

2019/08/03 18:00 配信

ドラマ

3度目の共演となる有村架純、坂口健太郎撮影=横山マサト


――今回は岡田惠和さんのオリジナル脚本ですが、脚本を読まれて岡田さんらしさを感じたところはありますか?

有村「セリフに接続詞がすごく多かったんですね。『でもね』『でもさ』とか。逆に説明するセリフが全然なくて、純粋に瞳子が発する言葉として受け止めることができたので、セリフを覚える上ではすっと入ってくる言葉が多かったです」

坂口「確かにそうだね。呼吸みたいな感じというか」

有村「なので、今回セリフを覚えるのはものすごく速かったです」

坂口「僕は岡田さんとご一緒させていただくのは今回が初めてだったんですが、とても入ってきやすい脚本だと思いました。清隆という役を生きていて、彼の感情を分かりたいと思ったし、清隆は僕の感情の生理に合ってたのかもしれません」

――聞くところによると、岡田さんは坂口さんをイメージして清隆を書かれたそうです。

坂口「そうなんですか? だからかは分かりませんが、清隆は僕の中でずっと愛おしい存在でいました」

――有村さんは「ひよっこ」以外でも岡田さんとタッグを組まれていますが、今回のドラマも岡田さんの脚本と知ったときの率直な感想を教えてください。

有村「このドラマの撮影に入ったのが、『ひよっこ2』(2019年NHK総合ほか)が終わって数カ月後だったんです。こんな短期間のうちに、同じ脚本家の方とまたご一緒させていただけるというのは、特別なことですよね。特に今回は岡田さんが『本当に命を込めて書いた渾身の作品だ』とおっしゃっていて、その岡田さんが脚本にかけられた時間と労力全てを私たちに捧げてくださったことは本当に特別なことだと思っています」