8月4日(日)放送の「ザ・カセットテープ・ミュージック」(毎週日曜夜9:00 BS12 トゥエルビ)は、「暑中お見舞い申し上げナインス」と題して特集。マキタスポーツとスージー鈴木が著名な曲に効果的に使われている「ナインス」と「9」にまつわる名曲ついて語っていく。カセットガールは、外岡えりかが務める。
特集テーマ「ナインス(コード)」は、「ザ・カセットテープ・ミュージック」頻出ワードの一つ。しかし、「ナインスとは何かついてはあまり説明していなかった」(ナインス大好きおじさん・スージー鈴木)ということで本特集を行うことに。外岡えりかも「聞いたことはあると思うんですけど、なんだっけ?という感じです」と明かす。マキタスポーツは「音楽的な話もさることながら、とにかく『9』にこだわってみようじゃないか」という観点でも楽曲をピックアップしていく。
スージー鈴木は、「おそらく日本で一番有名なナインスではないかと」と言って、サザンオールスターズの「いとしのエリー」を紹介。「セブンティナインス(1979年)の曲です」と、ダジャレを挟むことも忘れない。同曲が主題歌に使われたTBS金曜ドラマ「ふぞろいの林檎たち」にも触れながら、楽曲を堪能していく。
「ただ『9』を追いかけてみた」というマキタスポーツはまず、「月9」ドラマの主題歌だった久保田利伸の「You Were Mine」(1988年)をピックアップ。プロデューサーの戦略など月9の背景を語ったうえで、ブラックミュージックを日本風に翻訳して日本に浸透させ、R&Bのマナーを教授した久保田利伸の功績を讃える。
「9」ということで「9月」の観点でのセレクトは竹内まりやの「SEPTEMBER」(1979年)。同曲を手掛けたマキタスポーツのフェイバリット作・編曲家である林哲司について語り、竹内まりやの魅力、この曲がリリースされた当時の音楽界が有していた「意志」にまで言及する。
他には、UNICORN(ユニコーン)や金井夕子(尾崎亜美作詞・作曲)、薬師丸ひろ子(呉田軽穂=松任谷由実作曲)の楽曲から「ナインス」部分を指摘してリスニング。「ナインス」の音が乗ると、曲の雰囲気はグっと大人っぽくなるといい、そんな細工が施された数々の名曲を堪能していく。
なお先日、「ザ・カセットテープ・ミュージック」の9月29日(日)放送回は、生放送で行われることが発表された。マキタスポーツ&スージー鈴木のトークをノーカットで味わえる番組初の試みとなる。
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