関西弁キャラでブレイク中、ファーストサマーウイカ「流れ着くところで、風の吹くままにやってきた」<インタビュー>

2019/08/23 20:30 配信

アイドル インタビュー

ドラマ「凪のお暇」に出演するファーストサマーウイカ撮影=西村康


“毒舌関西弁キャラ”で突如、バラエティー番組の世界に現れたファーストサマーウイカ。今や“次世代バラエティークイーン”との呼び声も高く、ドラマ「凪のお暇」(TBS系)では連ドラ初レギュラー出演を果たし、ますます活動の幅を広げている。

タレント、女優、アイドルとしてマルチな才能を発揮する彼女の根底に流れる仕事観とは。現在の活躍の原点となる上京以前のエピソードから、ドラマ撮影時のこだわりまで語ってくれた。

ドラマ「凪のお暇」に出演するファーストサマーウイカ撮影=西村康


「毎回違う役で出るのは光栄」


――「凪のお暇」見ました。面白いですよね。

面白いですよね!これ絶対当たる!って1話を観たときに思いました。これはいいの出させてもらった!って(笑)。もともと原作のファンだったので、1話は私何の役かな?って思ったら「ヤオアニ(八百屋のアニキ)の店員で!「マジか!ヤベェ!」って(笑)。

あのシーンって原作では「凪、自分の気持ち言えるようになったんだ」っていう大事なところなんです。あまり店員を気にして読んでいなかったのですが、よく見たら結構似てるかもって(笑)。特に第1話の役は決まったとき「来たー!」って思いました。

――来たー!(笑)

似てるって思いましたね。メイクさんが作り込んでくださるのもあるんですけど、かけ離れた職業、例えば医療系とか法律系だと、自分が生きている世界と遠いのでしっかりと役作りをしなければいけないですけど、八百屋でバイトするギャルというのは、身に覚えがないとは言えないというか。

――日常に近い。

そうですね。キャラクターとしても気の弱いギャルみたいな、ギャップがあるところも自分と近いなと。第1話って緊張するので、この役を最初にいただけてよかったなって思いました。

――毎回違う役っていうのが。

こういう出方をさせていただくっていうのは光栄です。よく、個性派俳優さんが毎回違う役で出る、例えば佐藤二朗さんとか松本人志さんとかが同じ作品に何度も違う役で登場する、みたいな。それは確固たるポジションのある方がされると、「また出てきてくれた!」って見てる方もうれしいと思うんですけど、誰も知らない私が毎回出ても、面白いとかあるのかな?っていう不安は最初ありました。「あれ?この人、こないだも出てなかった?」って、私のことを知らなくても、そういう楽しさとかはあるのかな。

――続けて見てて、気づく人もいると思いますし

6話、7話ぐらいまで観て、「この人全部にいるの?なら、もう一回最初から見てみようかな」とか思うきっかけになってくれてもうれしいし。

今、ドラマもSNSでの宣伝が大事だったりするじゃないですか。写真だったり、拡散力とか。「あれ、この人、前も出てた!」ってSNSで伝えたくなるというのも今のドラマには大事なことなのかなと思って、そのギミックの一つの要素になれたのであればうれしいです。

関連番組