常盤貴子・木村多江・貫地谷しほり・上白石萌音の小説朗読を人気音楽家の演奏とともに楽しむ4夜連続音楽会

2019/08/10 09:30 配信

音楽

音楽収録のエピソードを紹介


番組制作スタッフが教えてくれた、演奏家たちの音楽収録時のエピソードや、楽曲に込めた思いも紹介しよう。

柏木広樹エピソード】「カノン」「アメイジング・グレイス」は、4重レコーディングをしました。旋律・ベースなど4パート、柏木さんが全てのパートを弾いて、ミックスした力作。チェロの音が、よりダイナミックに広がり、他では聞けない貴重な演奏です。じっくりお聴きください。

清塚信也エピソード】太宰治「女生徒」の文章に、「薔薇のワルツ」が聞こえてくる場面があります。「薔薇のワルツ」をイメージして、清塚さんが、書き下ろしてくださいました。「夕靄(ゆうもや)」も、この番組のために作曲。音楽から、とても素敵な風景が浮かび上がります。タイトルは、上白石萌音さんが命名しました。

NAOTOエピソード】クラシックだけでは無く、J‐POPやロック音楽も愛するNAOTOさん。番組のラストは、江戸川乱歩「接吻」に合わせて、サザンオールスタース「涙のキッス」をクラシックアレンジで演奏。物語内では、バイオリンの超絶技巧演奏が場面を盛り上げます。サスペンス風のBGMや、弦を駆使してのSE音も、NAOTOさんのアイデアです。

上松美香エピソード】「月夜とめがね」に合わせて、物語の中の演奏曲は、全て「月」をイメージしたクラシックです。木村多江さんの柔らかい語りと、アルパのエレがンな演奏で、とてもロマンチック。通常、アルパではクラシックの楽曲は演奏しませんが、番組のために上松さんが全て編曲して演奏してくださいました。