大ヒットクライムサスペンス「殺人分析班」シリーズの最新作「連続ドラマW 蝶の力学 殺人分析班」が、11月よりWOWOWプライムで放送されることが決定した。
麻見和史による小説「殺人分析班」シリーズを原作とする本作は、「石の繭」(2015年)、「水晶の鼓動 殺人分析班」(2016年)と過去2回WOWOWにて実写ドラマ化された同シリーズの続編。
これまで捜査一課の刑事・如月塔子(木村文乃)が、仲間と共にさまざまな事件に立ち向かう姿が描かれてきたが、今回は「遺体の首に青い花が活けられる」という、シリーズ史上最も難解な猟奇殺人事件に挑む。
また、相棒であり上司の高野秀昭の異動が決まり、その日が数日後に迫る中での塔子の自立も描かれていくことに。さらに、ドラマオリジナルキャラクターとなる法医学者・相羽町子も新たに登場し、本作を盛り上げる。
主人公・如月塔子を演じるのは、前2作に引き続き木村文乃。1作目では新米刑事だった塔子が本作では大きな成長を遂げる一方で、頼りにしていた先輩刑事の異動と、難解な事件の捜査の行き詰まりによる不安と葛藤を表現していく。
監督を務めるのは、前2作と10月6日(日)にスタートする「悪の波動 殺人分析班スピンオフ」(WOWOWプライム)に引き続き、シリーズの世界観を構築してきた内片輝。また、濃厚な刑事ドラマを世に送り出してきた穴吹一朗が脚本を手がける。
ストーリーのみならず、本作は全編4K-HDRでドラマ化されることも決定。よりリアルで臨場感あふれる映像体験も、本作の大きな見どころとなりそうだ。
そして、シリーズ初となるスピンオフ作品「悪の波動 殺人分析班スピンオフ」に、如月塔子が登場することも明らかに。
同ドラマは、シリーズ第1作「石の繭」で「モルタルで体を固めて殺す」という犯行で鮮烈な印象を残した“トレミー”こと八木沼雅人(古川雄輝)が、いかにして冷酷な殺人鬼になったのかを描く前日譚。
時間軸としては「石の繭」直前の物語であり、石の繭殺人事件の犯罪計画を企てていた八木沼(劇中では「野木直哉」と名乗る)が、塔子に初めて接触するシーンも描かれるなど、完全オリジナルのストーリーとなっている。そちらも併せて注目しよう。
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