相葉雅紀主演「24時間テレビ」ドラマ、プロデューサーが徹底解説!<前編>

2019/08/24 08:30 配信

ドラマ インタビュー

相葉雅紀は「会えば会うほど…」


ドラマスペシャル「絆のペダル」は8月24日(土)夜9:00ごろ放送(C)NTV


――相葉さんを起用した理由を教えて下さい。

「相葉さんは、未来に向かってとても情熱的に自分の思いも誰かの思いも汲んで前に進もうとする人。そこに宮澤さんとの共通点があった。それに、会えば会うほど思うんですけど、相葉さんにはにじみ出る人柄の良さや優しさ、真面目さがありますよね。そういう相葉さんが宮澤さんの情熱的な半生を演じることによって、『夢中になることの素晴らしさ』『夢を見ることは、格好悪いけど格好良い』という作品が伝えたい“思い”が見ている人たちに届くと思ったんですよね。つまり、“一番届かせてくれる人”です」

――共演の薬師丸ひろ子さん、波瑠さん、田中圭さんの役どころを教えて下さい。

【写真を見る】田中圭がロードレーサー役で出演、ユニホーム姿がクール!(C)NTV


薬師丸さん演じる純子は、子を思う強さを持つ女性で、それを表現する上で薬師丸さん以上の人はいなかったです。最高のキャスティングだと思います。(相葉さんと薬師丸さんは)人を思うということを本当に大切にして生きてきた2人。だからこそ生まれる空気感で、伝わるものがあると思います。

波瑠さん演じる椎名優希は、崇史が所属するチームのマネージャー。とてもクールで、人との距離感のない純子と逆のキャラクターですが、心根が優しいし、“信じる”気持ちが強い人。波瑠さんはつかみどころがないイメージがありますが、そんな波瑠さんに『信じること』をやってもらえたら、とても説得力があるし力になるなと思ってお願いしました。

田中さん演じる新谷は、主人公にとって、常に前にいて、生涯のライバルとなる人物で、憧れの存在でもある。淡白に見えるけど、この人も人間臭くて熱い人。田中さんが演じれば役の人間味が出て、作品のテーマになるところにきちんと落とし込んでくれると期待しています。ラストの崇史とのデッドヒートはすごく情熱的に仕上がっていると思うので、これもまた見どころです」

――薬師丸さんは2012年にも24時間テレビのドラマ「車イスで僕は空を飛ぶ」で、二宮和也さんが演じる主人公の母親役で出演していました。

宮澤純子役の薬師丸ひろ子(C)NTV


「その時のキャラクターと今回は異なるので、比べたり並べることはできませんが、この作品を作っていく上で『誰の笑顔のためだったら夢を見られて、誰の笑顔のためだったら命を懸けられて、誰の笑顔のためだったら日本一へ情熱を燃やせるのか』というところを一番に考えました。薬師丸さんの笑顔ってとてもステキですから」