――藤井隆さんの起用も面白いですね。
「少年時代の崇史が初のロードレースで出会い、大切なアドバイスをくれるレーサー・荒川は、突然現れて突然いなくなるような、妖精みたいな人にしたかったんです。藤井さんのような神出鬼没なイメージのある方がいいなと思い、お願いしました」
――崇史の学生時代をなにわ男子の高橋恭平さんが演じます。どのようなアドバイスをしましたか?
「お芝居自体そんなに経験がない子なので、『初々しさを表現してほしい』という話をしました。崇史の高校時代は仲間を見つける喜びを知り、どんどん自転車を好きになっていく期間なので、『ああしよう』『こうしよう』と自分の中で演技を考えて考えて考えてしまうと難しく芝居をしているように映るので、フレッシュさを出すために『肩の力を抜いて楽しくやろう』と。
僕も『3年A組―』が終わって最初のドラマなので、リハーサルが終わった後にあれこれと言いまくっちゃったんですけど、でも、本人はすごい楽しそうにやってくれました。初めてのドラマ現場が僕(がプロデューサーの作品)で大丈夫だったかな?(笑)」
<後編に続く>
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