日本社会に馴染めないアジア人女性は少なくない。黒田さんがこうした現実を知ったのは、18歳の頃だった。
大学の授業を通して触れ合った多くのアジア人女性が、日本の文化や言葉の壁にぶつかり、孤立していたという。何かできることはないかと考えた時、黒田さんが目を付けたのが「料理」だった。
「日本語がうまく使えなくて積極的に会話をしようとしない彼女達が、母国料理のことになると、必要以上に喋り、頑張って伝えようとしていた」と話す黒田さん。
そして、料理を通して孤立したアジア人女性の自立支援がしたいと思い立ち、26歳で脱サラし、その1年後に「神戸アジアン食堂バルSALA」をオープンさせた。
店では、タイ・台湾・フィリピン出身の4人のシェフに、モルドバ共和国とネパール出身の2人の接客スタッフが働いている。違う国籍の人達が多く働くからこそ、黒田は店の中でさまざまなルールを設けているそう。
また、店を持ちたいという夢がある人には、定休日に店を貸し出してその夢を後押ししている。
日本の社会に溶け込めずに見過ごされている外国人女性達にとって、この店が自立の足掛かりになってほしいと考える黒田さんのセブンルールとは…。
黒田さんの「生き方」、そして「信念」を、VTRから垣間見た青木崇高は「素晴らしい」とコメントし、またYOUも「人の心を開きやすそうな方」と、一様に感嘆の声を上げる。
そんな中、黒田さんのあるルールから、スタジオは「何もしない時間」の話題に。本谷有希子は「無になる」という感覚がわからないため、夜眠れない時はずっと本を読んでいると話す。
また、同じく何もしない時間が苦手だという若林正恭が、見てみたかった「海外の海」にようやくたどり着いた時の「滞在時間」を聞き、スタジオメンバーが爆笑に包まれる一幕も。
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