さだまさし&梶芽衣子の「鬼平」愛が炸裂!「善人も悪人も救ってくれる」

2019/08/27 19:39 配信

ドラマ

【写真を見る】時代劇専門チャンネルの公式キャラクター「若」のTシャツを着用し、時代劇への愛を表現するさだまさし(C)時代劇専門チャンネル


――これから「鬼平犯科帳」を見る視聴者へ、メッセージをお願いします。

さだ「まずドラマから入って、原作の小説を読んで、池波正太郎先生の世界を理解してから、もう一度ドラマを見てもらいたい。そうすると、また別の角度で楽しむことができるんです」

梶「私は、今の世の中っていろんな意味で大事な“情”が欠けているような気がするんです。でも、『鬼平』を見れば“情”を感じることができるはず。若い人でもお年寄りでも、見る人の年齢に関係なく」

さだ「情、いいなあ」

梶「人間って、こんなに駄目なんだけど、鬼平さんが裁くとこんなふうに良くなるんだとかね。この世に生まれてきた人に要らない人は1人もいないという教えを、初めて池波先生の本を拝見した時に感じました」

さだ「善人も悪人も救ってくれる、ほっとしますよね。自分にも腹黒いところがあるじゃない」

梶「そう、人間はみんなある」

さだ「そこをね、憎みながら、悲しみながら生きてるんだけど、『いや、みんなそうなんだよ』と池波さんが言ってくれる感じ。どんな善人でも腹黒いところがあるし、どんな悪人にも良いところはあるんだよ、と言われるとね。ああ、人間愛とはそういうものだなと。救われる感じがする」

梶「平蔵さんの決断力や潔さを、みんなに見てほしいと思います。政治家も、会社の上司も、学校の先生も。平蔵さんを見習ってもらいたいですね」