ラッパーのANARCHYがオリジナルストーリーで初めて監督を務めた、10月11日(金)公開の映画「WALKING MAN」の完成披露上映会が9月5日に東京・新宿バルト9で行われ、野村周平、優希美青、伊藤ゆみ、星田英利、ANARCHY監督が参加した。
不幸と極貧のどん底の中、ラップに出合うことで“歩き出す”勇気をもらう気弱で心優しき主人公の青年・アトムを演じた野村は「僕は基本的に内気ではないし、しゃべるのが苦手ではないけれど、監督がANARCHYさんなので楽しくワイワイできました」と撮影を回想。
アトムの妹で今どきの女子高校生・ウラン役の優希は、見事なラップであいさつした後に「ラップ練習は3日だけ」と度胸を見せつけ、ANARCHY監督は「撮影でもNGを一回も出さず、せりふも完璧。心配していませんでした」と賞嘆した。
また、優希は野村について「周平君は普段元気でやかましいくらい話す人だけれど、役でもしゃべらないのが嫌だったのか、本番ではアドリブを入れてきたり、みんなで笑ってなごやかな現場になりました」と、そのサービス精神に感謝していた。
美女キム役の伊藤は「韓国から来た女の子という設定で、たどたどしい日本語をしゃべるので何が正解か分からなかった。現場で監督に確認したら全部OKだったので、適当なのかな?と思った」と苦笑いも、ANARCHY監督は「本当に完璧だったんです! それはキャスト全員がそう。すげえなと思いました」と絶賛。
一方、星田は「僕はクランクインの4時間後にクランクアップ」と衝撃的スケジュールを明かし、「なので、ほとんど誰とも話していません。なぜ今自分がここに立っているのかもわかりません」と笑わせた。
長編映画監督デビューのANARCHY監督は「皆さんの力を借りて勉強して、力強い仲間に恵まれていい作品ができた。自分の伝えたいメッセージを詰め込むことができました」とアピール。
野村が「二人でお酒を飲んでいるときに、ANARCHYさんが『やってくれそうだった人ができなくなった』と言っていたので、僕が『ならばやりましょうか?』と。それで撮影に入っていた」と出演経緯を明かすと、ANARCHY監督は「映画監督初心者の話に乗ってくれたこの人にマジ感謝」と野村の男気出演に頭が上がらないようだった。
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