善次郎の身を案じる久子を演じる片岡は、20年前に脳出血で命を落としそうになったことを明かし「今回この久子役をやり切れるのか不安だったんですが、共演シーンの多い佐藤さんと監督のおかげで今日ここに立てたことがうれしいです」と、思いを打ち明けた。
さらに、瀬々監督が「今の日本の姿がよく映し出されていると思います。きれいなシーンもあると思っています。ぜひ皆さんの胸に、飛び込んで行けー!」と突然テンションを上げると、「瀬々監督のそういうところ初めて見ました」とキャスト陣から戸惑いの声が上がり、会場は笑いに包まれた。
また、杉咲は撮影時の裏話を披露。
「綾野さんは役柄に入り込む方だと思っていて、クランクインの日に近づかない方がいいのかな、と思っていましたが一緒に話そうと声をかけてくれて、おいしいごはんをごちそうしてくれたり、誕生日にはプレゼントを2つもくれました!」と、杉咲が明かすと綾野は思わず照れ笑い。
最後に綾野は「これまで映画に関わってきて、たくさんの方々に何かを伝えたい何かを感じてもらいたい、と思っていましたが、この『楽園』を見て新しい感情が芽生えました。みなさんに託すということです。この映画はみなさんに託して皆さんの中で通って初めて完成すると思いました。本当に今日はみなさんに心から感謝しています」と、あいさつし会場からは盛大な拍手が送られた。
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