斎藤工、「最上の命医」で演じる天才小児外科医は「目標みたいな存在」

2019/09/18 06:00 配信

ドラマ インタビュー

斎藤工主演ドラマ「最上の命医2019」が10月2日(水)放送される


斎藤工が天才小児外科医・西條命(さいじょうみこと)を演じる、「ドラマスペシャル『最上の命医2019』」が10月2日(水)に放送(夜9:00-11:09、テレビ東京系)。

2011年1月の連続ドラマから始まり、2016年と2017年にスペシャルを放送した人気シリーズで、本作では誘拐や脱獄などさまざまな事件が起こる中、命はシリーズ史上最悪の極限状態で、最難関のオペに挑む。

今回、主演の斎藤が取材に応じ、見どころを語ってくれた。

“点”で何を残せるか


――今回で西條命を演じるのは4回目ですが、一番最初に演じた時との変化について教えてください。

僕自身の伸びしろみたいなものは見いだせないのですが、原作が今ある医療と向き合っている内容のため、オペの仕方や器具など医学的な進化による環境の違いはあります。そういった変わりゆくものと、命の変わらない精神性のコントラストはどんどん強くなっている感じはします。

――シリーズ化されている作品だからこそのやりがいと、難しさはありますか?

シリーズを網羅して、“線”として捉えていただいている視聴者の方々に支えられていますが、“点”で何を残せるか、一つの“点”がどう届くかが勝負だと考えます。また、これまでと同じスタッフの方と今回もご一緒して、あうんの呼吸というか、台本にはない意識の共有ができているので心強いです。

2011年の連続ドラマ放送中に東日本大震災が起こったこともあり、僕にとってこの作品は、主演だからという以上に、意味があります。現代医療と小児外科の問題は、解決しない事例としてあり続けるので、このシリーズは「じゃあここで終わりです」というピリオドが僕の中で見えないです。