結婚生活で長年妻と連れ添っている松重と伊東に、司会者から「良い夫婦でいるためのルール」という質問が飛ぶと、松重は「言葉のキャッチボール、くだらない会話でいいんです。会話をする、キャッチボールを続けている関係かどうかではないでしょうか」と、夫婦円満の秘訣を告白。
伊東は「当たり前だと思わないこと。ご飯をつくってくれるのも、掃除や洗濯をしてくれるのも、妻がそこにいてくれるのも当たり前のことではない。もとは赤の他人だったという、すごい“縁”という接着剤があったんです。それを忘れないこと」としみじみ語った。
二人の答えを受けた北川は、「この映画の中でも、松重さんも伊東さんも、それぞれの夫婦の空気感があるんだと思います。私はまだ(結婚して)3年半と少しくらいなんですけど、まだ探り合っているところがあるかと思うので、これからも細く長くで続けていけたらいいなと思いました」とコメントした。
最後に、松重は「子供を作ろうと思った人は世の中にはいっぱいいると思いますし、でも不妊治療まで踏み込んだ人は少ないかもしれません。この映画をやって、『実は僕も、私も』という声をすごく聞きました。
みんなに悩みを打ち明けることもなく閉ざしている人もいるかもしれませんけど、身近な問題だなとこの映画をやってわかりました。
この映画は“不妊”がテーマだといっても難しいものでもないし、見た人がどう思ってどう感じているかがすごく面白い映画です」と語り、温かい空気の中イベントは幕を閉じた。
49歳の作家・ヒキタクニオ(松重豊)は、ひと回り以上年の離れた妻・サチ(北川景子)と結婚。子供は作らずにやっていこうと思っていたヒキタとサチは、二人だけで仲良く楽しい毎日を過ごしていた。
そんなある日、サチから飛び出した「ヒキタさんの子供に会いたい」という一言がきっかけで、ヒキタの生活は一変することに。医師から「精子の8割は動いていない」という衝撃の宣告を受けたヒキタは、“男の妊活”をスタートするが…。
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