毎年恒例となっている全国ライブツアーを今年も開催中のNON STYLE。「NON STYLE LIVE 2019『Re:争論~リソウロン~』」と題した今回のツアーは、漫才に加え、コントやトークも盛り込んだバラエティーに富んだ内容で、例年にも増して、各地で好評を博している。
ザテレビジョンでは、現在ツアー真っ只中の石田明、井上裕介の二人を直撃。結成19年目を迎えた“NON STYLEの今”に迫るべくロングインタビューを敢行した。インタビュー後編では、今年のツアーのスタートに合わせてリリースされた、2018年の漫才ツアーの模様を収録したDVD「NON STYLE LIVE ~38サンパチ~」の話題を皮切りに、二人の“今気になる芸人”や、芸人としての理想像などを聞いた。
――現在のツアーも盛況の中、2018年の漫才ツアーの模様を収録したライブDVDも発売され、こちらも好評を博しています。「NON STYLE LIVE ~38サンパチ~」というタイトルもかっこいいですね。
石田明:去年は僕らが38歳で、ずっとサンパチマイク(※漫才に多用されるソニー製のマイク「C-38B」の俗称)の前で漫才してきたので、このタイトルにしました。ですから、これまで以上に漫才というものにこだわって作ったライブなんですが、結果的に、今まで出したDVDの中でも特にクオリティーが高いのではないかなと…自分では思ってるんですけれども(笑)。
井上裕介:漫才だけで9本、東京は10本、ぶっ通しでやるっていうのは初めての経験で、思った以上に大変だったんですけど、フルマラソンを走りきったかのような爽快感がありましたね。
――しかも、今回のDVDに収録されているのはツアー最終日の東京公演のステージですから、クオリティーに対する自信は並々ならぬものがあるのでは?
石田:そうかもしれないですね。回を重ねるごとにネタもよくなっていってるでしょうし。あと最終日は、会場が東京ドームシティホールということで、それなりの特効(※特殊効果)を使ったり、ステージもちょい派手になってるんで(笑)、そこもぜひ見ていただけたらなと。
――強いて反省点を上げるとしたら?
石田:そうですね…連日、打ち上げで飲みすぎましたかね(笑)。それだけ楽しかったってことなんですけど。
井上:僕は、さっきの話にもつながりますけど、最後のネタで声が出なくなってしまったので、そこは反省点、今後の課題ですね。やっぱり、体力の使い方とか喉の使い方がまだ100点満点にはできてないのかなと。特に東京の最終公演はネタが10本あったんでね、見に来てくれた方は「いやいや普通でしたけど」って言ってくれるんですけど、自分的には、もう1個上のトーンでツッコみたかった、っていうのがあって。
――その点、今回のツアー「NON STYLE LIVE 2019『Re:争論~リソウロン~』」は、漫才以外のネタもありますから、喉への負担も減るかもしれませんね。
井上:そうですね。もしトークコーナーで一言もしゃべってなかったら、「あ~、井上は疲れてるんだな」と思ってください(笑)。先輩の芸人で、自宅からスペシャルドリンクを持ってきている方もいるんですけど、僕も今回、そういうことも取り入れてみようかなと思ってます。
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