“3A俳優”萩原利久、最新作でも「役を通して高校生活を満喫しました(笑)」

2019/09/16 13:00 配信

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映画「愛がなんだ」(2019年)で注目を浴びた新鋭・今泉力哉監督が、人気作家・伊坂幸太郎の同名小説を映画化した「アイネクライネナハトムジーク」が、9月20日(金)より全国公開。三浦春馬演じる劇的な出会いを待つだけの男・佐藤と、多部未華子扮するフリーター・紗季の恋愛を軸に、10年の時を越えてつながる恋と出会いの物語が展開される。

映画「アイネクライネナハトムジーク」は9月20日(金)公開(Ⅽ)2019「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会


萩原利久が演じる久留米は、佐藤と紗季が出会ってから10年後に登場。佐藤の親友・一真(矢本悠馬)の娘である同級生の美緒(恒松祐里)に思いを寄せている高校生だ。インタビューでは、19歳になった年に“高校生”を演じた撮影秘話や自身の学生時代の話、仙台ロケにまつわるエピソードなどを語ってもらった。

1年あれば人って変わる


――脚本を読んだ感想は?

先に脚本を読んで、後から原作という順番だったんですけど、登場人物一人一人の物語がしっかりと描かれているなと思いました。そこが、原作も脚本も共通している面白さ。試写で初めて完成した作品を見た時に、大人の方たちの話と僕が演じた久留米と美緒ちゃんのストーリーがシンクロしている部分がたくさん散りばめられていて、そこに原作の要素を強く感じました。

いろんな話が最後に一つになっていくところが、映画なんですけどどこか小説を読み解いていくような感覚に近いんです。映像ならではの、キャラクターたちのしぐさや表情も楽しんでいただけるのかなと思いました。