バラエティー番組や劇場で活躍しているお笑いコンビ・ライセンスの藤原一裕が、“いじめ”をテーマにした自身初の描きおろし絵本「ゲロはいちゃったよ」の出版に向けて、クラウドファンディングを開設。 広く支援を募っている。
現在クラウドファンディングの支援は成立しているが、より多くの支援を募り、「今“いじめ”を受けている人たちのために」と制作に意欲を燃やす藤原に、ザテレビジョンではインタビューを敢行。絵本に込めた、実体験に基づく“いじめ”問題についての持論や、クラウドファンディングの現状、さらには、 お笑いコンビ・ ライセンスの今後の展望などについて、語ってもらった。
――まず、絵本を描こうと思い立ったきっかけを教えてください。
藤原一裕:知り合いに「藤原には絵本のイメージがないから、描いてみたら?」と言われて。「確かにそんなイメージはないやろうけど、そんなのできるかな」って言うてたんですけど、まぁ、とりあえずやってみようと思って、まずストーリーを考えだしたのが最初ですね。
――絵本のストーリーを考えるのは、お笑いのネタを考えるのに近い作業なんでしょうか?
藤原:う~ん、今回に関して言えば、ストーリーに笑いの要素はないんですけど、自分の実体験を振り返って作ってますし、近いと言えば近いのかな。
――今回の「ゲロはいちゃったよ」は、“いじめ”をテーマにした物語。このテーマを選んだのはなぜでしょう?
藤原:自分の実体験から作った方が書きやすいかなと思ったときに、自分の人生の中のフックというか、何か大きな出来事を考えたら、その一つにいじめがあったんですね。とはいうても、自分が受けたいじめ体験をそのまま書いても仕方ないので、全然違うストーリーを創作しました。
この絵本によって、この世からいじめをなくそうなんてことは、もちろん考えてないですよ。そんなこと無理やと思うし。ただ、いじめられた人間が逃げっぱなしにならないように…という思いは込めたつもりです。
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