寅次郎役の藤原は「撮影は(順番を)ばらばらにやっていたので、見た時にびっくりして、2話はどうなっているのかなと待ち遠しい感じでした」とあいさつ。
緊張のせいかあいさつをした後は思わず静かになってしまったが、毎熊から耳打ちされ「好きな女優さんは井上真央さんです!」と大きな声でコメントし、会場を沸かせていた。
会見ではそんな藤原に関するエピソードが多く披露された。
岸井は、「赤ちゃんのいるシーンのリハーサルではリアルな人形を使っていたのですが、寅が『この人形は生きてないの?』と言っていて、こういう作り物を見たことがないんだな、純粋だなと思いました。あとは寅がいじけるとみんなで構っていました!」と撮影を振り返る。
一方、泉澤は藤原から“泣く芝居”の相談を受けたと明かし、「どうやって泣けばいいか純粋な目で聞いてくるから、どうしていいか分からなくて…。(胸の辺りを指して)『スイッチを押すんだよ』って言ったら信じて押しちゃうんです。どうやら真央ちゃんに聞いたそうなんですけど…」とコメント。
それを受けた井上は、「私が泉澤さんとご一緒した時、泉澤さんはちょうど(藤原と)同じくらいで“泣きの祐希”と言われるくらい(芝居中)ポロポロ泣いていたんです。私も『お母ちゃんどうやって泣くの?』と聞かれたので、『おいちゃん(泉澤)に聞いてごらん。スイッチがあるから、そのスイッチを教えてもらってごらん』って。ハートという意味だったのですが、ずっと胸の辺りを押していましたね」と藤原へのアドバイスの意図を明かした。
また泉澤は、「1話を見た後に『真央ちゃん1話最高だったよ!』と連絡したんです。そしたら『ありがとう、明日何かあげるよ』と言われたのですが…。まだもらってない!」と井上とのエピソードも披露。
終始、作中同様の温かい雰囲気が伝わってくる会見となった。
寅次郎の実母・お菊を山田真歩が、第3話(11月2日[土]放送)に登場する寅次郎の恋のライバル・千吉を尾上右近が、第4話(11月9日[土]放送)から登場する寅次郎の担任・散歩先生を岸谷五朗が演じることも明らかとなった。
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