今回は来場者から直接キャスト2人への質問形式で質疑応答が行われることに。MCからその発表がされるとどよめきとともに、すぐさま威勢よく手を挙げる人が現れる。
そして「初めて会ったときのお互いの印象を教えてください」という質問に、吉永は「初めて会ったのは18年前! めちゃめちゃきれいな方だなって思いました」と回答。
するとすぐさま天海は「めちゃめちゃ大きいと思いませんでした?」と自虐的に問い掛け、会場は爆笑に包まれる。
それに乗っかる形で吉永は「今もまだ背が伸びてるんですよ」と自然なテンションで語ると、慌てて天海は「いやいや、小百合さん! 誤解を生みますから(笑)。ヒールをはいているから伸びているように見えるんです」と訂正し、吉永も「あ、そうですか?」とおちゃめに笑っていた。
一方、吉永の印象について、天海は「私はですね、たぶん今皆さんも思っていらっしゃるのと同じように、『は~! 吉永小百合さんだ!』って思いました。お話させていただくと、持っていらっしゃる包み込むオーラとは別に、とても親しく近しい感じで接してくださって…。『こんな女神のような方がいるんだ!』って思いました。自分で発光されているでしょう?」と独特の言い回しで敬意を表し、息のピッタリあったやりとりで会場を沸かせた。
また、サプライズ演出として、本試写会応募時に募集した「大切な人にしてあげたいこと」を吉永、天海がかなえるという夢企画が実現。
吉永の大ファンである父のためにこの試写会に応募したという女性が書いた、父への“感謝の手紙”を吉永が代読することに。
そして吉永の美しい声で感謝の手紙が朗読されると、女性の父親は「いい思い出になりました」と感激の面持ちを見せていた。
最後にファンに向けて、天海は「皆さん今日は本当にお忙しい中、足を運んでくださりありがとうございました。直に皆さまの見終わった後のお顔を見て、安心したというか、とても私たちまで幸せな気持ちになりました。本当にこの映画、たくさんの方に見ていただけるよう願っています。本当に今日はありがとうございました」とあいさつ。
吉永も「いま、お嬢様からお父様へのお手紙を代読していて、ちょうど30年前に他界した自分の父親のことを思い出しました。
もしこの映画が父に見てもらえていたらどんなに良かったかって、ちょっぴりセンチメンタルになってしまったんですけど、そうやってお互いに支え合って、ご家族とか、お友達とか、いろいろな形で皆さんがこれからまたお元気で前に向かって歩いてくださるように願っております。
そしてこの映画がそういう方たちのために、少しでも見て良かったなって思っていただけたら、どんなにかうれしいです。
本当に今日は皆さんに映画を見ていただいて感謝しております。ありがとうございました」と感謝を込め、イベントは幕を閉じた。
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